スタッフお勧めのポイント!

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スイスを知り尽くしたスタッフが、自分の足で歩いて見つけた、お勧めポイントの情報です!

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ツェルマットとグリンデルワルドの、それぞれ麓の基幹駅であるブリグとシュピーツのちょうど中間に位置するゴッペンシュタインから、郵便バスで入った谷が「レッチェンタール(谷)」と呼ばれる秘境の谷。いまでこそスイスを縦に縦断する重要なレッチュベルグ線が、ローヌ谷から、この谷の3分の1を通っているため、ゴッペンシュタインを下車すればアクセスが容易ですが、鉄道が開通するはるか昔は、深く長いこの谷に立ち入る事は容易ではありませんでした。


そんな険しい土地柄で、キリスト教の布教さえもままならなかった当時から、この谷の人々は村で取れる木を削って鬼のようなお面を作り、村の男達がそれを顔にあてて、村を練り歩き悪霊を追い出し精霊を呼び入れる儀式が行われたのです。それが「チェケタ」と呼ばれる伝統的なお祭りで、今でも毎年2月に行われ、この日だけはスイス中に散らばったこの村の出身者たちが村に戻って祭りに参加します。
この村を訪れたなら家々の軒下をよく見ると小さい穴が開いているのに気づくでしょう。この穴が精霊を呼び入れる穴で、古い家にはほとんどついています。この村の中心の集落「ヴィラー」には今でもそのお面を作る工房「マスクケラー」があって、たくさんの形相のお面が所狭しと並んでいます。


【絶景のハイキング】
この谷に訪れたら是非歩いて欲しいのが、村唯一のロープウェイでラウヘンアルプへ上り、山の中腹を谷際奥のファッフラーアルプへ歩く約3時間のコース。このコースは登りがほとんどなく、南斜面を平行に歩いていくので、とても快適で初心者でも楽しめます。
6月中旬からはあたり一面花畑。そして世界自然遺産にも指定されている美しい山「ビーチホルン」が真ん前に聳え、その存在感を示している他、いくつもの氷河も望め、絶景の中をハイキングが楽しめます。この谷は観光客がとても少ないので静かな雰囲気も魅力です。
歩き終わったら郵便バスに乗車、そのままゴッペンシュタインに行けるため、有名なツェルマットとグリンデルワルドの移動中に寄ってもよし、折角なので泊まってもよし、思い思いに楽しんでください。


【春の楽しみ山岳スキー】
実はこのレッチェン谷は山岳スキーのメッカ。あの有名なユングフラウヨッホからヨーロッパ最大のアレッチ氷河を下り、レッチェンリュッケと呼ばれるコルを越えて、レッチェン谷を造りだしたラング氷河を下ってファッフラーアルプヘ滑り込むコースはスイス有数の山岳スキールート。ユングフラウヨッホから約6時間の行程です。
アイガー・メンヒ・ユングフラウからアレッチホルン・ビーチホルンら世界遺産に指定されている絶景を眺めながら、スタッフと一緒に滑ったこの山岳スキーは私の忘れられない良い思い出です。

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