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ヴァル・ディ・ファッサ(イタリア)

小瀬 信広

小瀬 信広 Mr. N.KOSE

二度目のドロミテに強くおすすめします、「西ドロミテ・ファッサエリア」
 ドロミテスーパースキーの謳い文句は「12のスキーエリア、1200kmの総滑走距離を一枚のスキーパスで滑走」です。日本でドロミテすキーエリアと言えば東に位置する冬季オリンピックが行われたコルティナ・ダンペッツォが代表的ですが今回は、二度目のドロミテ滞在のリピーターの皆様にぜひ行っていただきたい西ドロミテを紹介します。  セラ山群を中心と見た場合、西側エリアには日本では馴染みの少ないエリアが点在しています。ヴァル・ディ・ファッサ、サン・ペレグリーノ&アルペ・ルジア、ヴァル・ガルディナ、ヴァル・ディ・フィエメ、カレッツァ、サンマルティーノ・ディ・カストロッツァなど。そんな知る人ぞ知るスキーエリアへ一歩踏み込んでみましょう。

西側の名峰群とスキーエリア

 カティナッチョ
幅約14kmにも及ぶ山群で最高地点は、カティナッチョ・ダンテルモイア(3002m)ですが南壁が有名なチーマ・カティナッチョ(2981m)です。麓の村、ヴィーゴ・ディ・ファッサからゴンドラ1本のチャンペディエの真正面にそそり立つ姿は圧巻です。ペラまで滑り降りたら路面電車またはシャトルバスに乗ってブファーレエリアに移動。そこからは、奥にあるアルバまで素晴らしい景観を眺めながら滑り込める中・急斜面を堪能してください。

サン・ペレグリーノ&アルペ・ルジア

  雪の多いサン・ペレグリーノ峠を北と南に挟んだスキーエリア。北エリアの幅広の中斜面でゆっくりとリラックスして滑り、後半には南エリアを楽しみましょう。ゴンドラ降場からは滑り応えあるロングコースのある正面エリアと奥に長く滑り込める裏エリアがあり一日中、充実したスキーが楽しめます。 アルペ・ルジアはホテルから車で15分、この辺では一番規模の小さなスキー場ですが緩・中斜面、急斜面のバランスがよくバラエティに富んだスキーエリア。ノンストップが楽しめるミドルコースが充実しています。景観も素晴らしくローゼンガーデン山群、ラテマール山群のパノラマは見応えがあります。

ラテマール(2846m)

  最も西寄りのヴァル・ディ・フィエメエリアが西の山裾に広がります。オーバーレッゲンまたはプレダッツォからアクセスする事ができる横に長く広がるスキーエリア。リフトに乗りながらラテマールの西壁に迫る景観は一見の価値あり。オープンスロープや樹林帯コース内には、これでもかと何本も続くミドルコースが配置されており存分にカービングクルーズが楽しめます。私の一番好きなスキー場は、ここラテマールです。

セラ山群

 最高地点は、ピッツ・ボエ(3152m)。これが中心に位置するため「ドロミテのおへそ」とも言われテーブルマウンテンのように大きな大地が横に広がって見える景観が印象的です。有名なコース、時計回りのセラ・ロンダ、逆に回る逆セラ・ロンダ、滑走+リフト乗車距離合わせて60km。次々に目の前に現れる様々な景観を堪能しましょう。

カレッツァ

 カティナッチョ山群の西に広がるカレッツァエリアは連なるローダ・ディ・ヴァレル(2,806m)の麓に位置する知る人ぞ知る大パノラマのおすすめのスキーエリアです。ここも横に広く伸びたスキー場で、再奥には何回も繰り返しても滑りたくなるようなミドルコースや山頂からゴンドラ乗り場まで約8kmのロングコースが見逃せません。

マルモラーダ(3343m)

 セラ山群の南に位置するドロミテエリアの最高峰。唯一氷河を抱くスキーエリアなので雪質は抜群です。切り立った南壁と氷河を抱く丸い北壁との景観の違いは要チェック。サッソ・ルンゴやセラ山群の勇姿をお楽しみください。7km以上も続くロングコースはぜひ滑走してください。セラ・ロンダコースからここまで足を延ばすのも良いでしょう。

言語と歴史

 ドロミテの中でも主に西側エリアで使われている方言がラディン語。東の中ではコルティナ・ダンペッツォでも使われています。レト・ロマンシュ語群に属し、フリウリ語、ロマンシュ語、そしてこのラディン語の3種類に分けられています。 ドロミティ一帯には「ラディン人」がいて、かれらは「アルプスの先住民族」とされています。紀元前5世紀ごろから「レーティ民族」として記録に残っており、ローマ帝国やゲルマン族の侵略をさかんに受けました。この「レーティ語」は、ローマ帝国の支配のもとローマ化されました。ローマ化された以後の「レーティ語」を「ラディン語」と称します。そして「ラディン語」は現在まで残っています。歴史を紐解くと歴史と言葉が密に関係していたりして非常に興味深いです。出発前に歴史を学んでいくのもツアーを楽しくする方法の一つかもしれません。

ポルト・デュ・ソレイユ(フランス)

澤 宏太郎

澤 宏太郎 Mr. K.SAWA

ポルト・デュ・ソレイユのコース総延長は、フランスのトロアバレーを凌ぐなんと650km!フランスとスイスの2国にまたがるこのエリアは、ジュネーブからのアクセスも1時間半程度と移動の疲れも最小限に留めます。また滞在するホテルサモイェーデは3星ホテルながら、ホテルのレストランがミシュランガイドにここ10年ほど掲載されているほどの実力です。フェローのツアーで利用しているホテルの歴代ベスト5に入るほどの食事の美味しさ!ぜひ夕食もご期待下さい。滞在中には日本人の若手チーズ職人、山口さんがチーズ作りを任されている工房にも訪れ、地元の名チーズ、アボンダンスなど試食、購入も可能です。

1週間でも滑りきることができないほどの広さ

モルズィーン、アヴォリア

スイスのヴァレー州とフランスのオートサヴォワ県のスキー場が、自然のスロープの中で完全にドッキングしている国境なきスキーエリア、ポルト・デュ・ソレイユ。スイスとフランスのスキーエリアをスキーを履いたまま自由自在に行き来できるのが魅力です。フランス側は滞在ベースのモルズィーンをはじめアヴォリア、シャテル、アボンダンス、レ・ジェまたスイス側はシャンペリー、レ・クロゼ、シャンプッサン、モルジャンと数多くのエリアが196基のリフト・ゴンドラ群で繋がっています。 モルズィーンとレ・ジェは初日の足慣らしに最適のエリア。ここだけでも1日では滑りきれない広さがあります。アヴォリアとシャテルがポルト・デュ・ソレイユのメインエリアと言っていいと思います。幅広くグルーミングされた気持ちの良いコースがどこまでも続き、ロングコースをカービングで快適に飛ばせます。またこのエリアからは抜群の景観を誇るダン・デュ・ミディ(3257m)とダン・ブランシュ(2756m)の名峰群の眺めも満喫できます。 アヴォリアから国境を越えていよいよスイス側のレ・クロゼへ。ここには最大斜度40度の通称「スイスの壁」と呼ばれる急斜面があります。フランスのアヴォリア側から来たスキーヤーたちが、上部から覗いてビックリする斜度が40度はあるかと思われる斜面には、自然のコブがびっしり。この壁を通過しないとスイスにいけない……というのでは初中級者は困ってしまいますが、ご心配なく。壁の横にチェアリフトがあり、下りのリフトとして使えるようになっています。もちろんこの2つのスキー場を結ぶスキーコースは他にもあって、ポワント・ド・モセット経由でも、レ・クロゼへアクセスすることができます。レ・クロゼからはスイスシャンペリー、シャンプッサン、モルジャンへと広大な斜面をリフトを乗り継いで移動できます。モルジャンからは2015/2016シーズンより新たに設置されたリフトでバスを使わずにフランス側のシャテルへ滑り込むことができるようになりました。

ポルト・デュ・ソレイユ中心の「アヴォリア」

アヴォリア

またこのエリアで目を引くのが、アヴォリアの岩場の上に建ち並ぶ独特の巨大建築物群。今から50年ほど前のフランスの国をあげたスキー場開発でできたエリアでアパートメント式滞在形態が主流。日本でも当時は大々的にプロモーションを行っていたので、名前を聞かれたことがある方もいるのではないでしょうか。滞在ベースのモルズィーンは、昔ながらの村から発展した落ち着きのある山岳リゾート。山岳地帯であるサヴォワ地方特有のシャレー風の家が建ち並び、メインストリートの両サイドにはスポーツショップをはじめセンスのよいお店が軒を連ね、アフタースキーはショッピングも存分に楽しめます。

ホテル「サモイェーデ」

ホテルサモイェーデ

モルズィーンでの滞在は3星のホテル「サモイェーデ」。このホテル最大の特徴はレストランがミュシュランガイドに載るほどの食事の良さ。宿泊されたお客様全員から絶賛の声があがっていました。量も適量なので、毎日の食事が楽しくなります。デザートも絶品なので、このホテルに泊まる目的でこのエリアを選ばれてもいいと思います。

レ・ジェのチーズ工房へ

チーズ工房

 地元の郵便局の方との雑談で偶然教えてもらったのがレ・ジェのチーズ工房、「Fruitière des Perrières」でチーズ作りを任されている山口潮久さん。レ・ジェの街中に工房があるので、スキーで滑っても行けますし、モルズィーンからバスでもアクセス可能。アボンダンスという地元で有名なチーズは製法がきっちり決められていて、それを守って作られるチーズはコクがあって非常においしいです。その他にもレブローションやラクレット、ヨーグルトのようなフレッシュチーズなどたくさんのチーズを試食してから購入できます。山口さんは日本では某乳業メーカーに勤められていたのですが、現場でチーズ作りをしたく単身フランスへ来て、他の工房で修行を重ね現在ではこの工房を任されています。まだ30代と若いのですが、非常にしっかりとした考えを持った好青年です。ツアーでは彼に工房も案内してもらい、チーズ作りのレクチャーもしてもらいました。

チローラー・シーファーレン(オーストリア)

神崎 裕一

神崎 裕一 Mr. Y.KANZAKI

シーズン初めのトレーニングや氷河スキーで知られるスチューバイタール。この谷のノイシュティフトを拠点に地元の山岳ガイドとともにバックカントリーを楽しむのがフェローオリジナルツアー「チロラーシーファーレン」です。最長2時間程度の登りを含むツアー内容ですが、十分にその労力に見合うだけの素晴らしいスキーが楽しめるのです。ツアー前半は足慣らしやビーコン、シール等の装備チェックを行い、ツアースキーに備えます。

ツアースキーその1 アンベルガー小屋を目指して氷河滑走

 スチューバイ氷河スキーエリアのゴンドラ、リフトを乗り継ぎ標高約3000mの地点へ。ここからシールを付けてのいよいよツアースキースタート。隣のエッツタール(エッツ谷)に位置するグリースの村を目指します。天候、雪のコンディションにもよりますが、シール登行とツボ足での登りを交えて1時間半ほどで360度のパノラマが楽しめるヒンターダウンコプフ(3225m)に登頂です。眼下にはスチューバイ氷河のスキー場を見下ろし、周囲に目を移すとチロル州最高峰のヴィルトシュピッツェ(3774m)をはじめとした氷河をかぶった山が連なります。そして遥か下方にはこれから目指すアンベルガー小屋まで見えます。ここで写真撮影や休憩の後、いよいよお楽しみのスキーです!風でクラストしたエリアを慎重に抜けると、誰もいないまっさらな斜面が広がっています。山岳ガイドの先導で安全で雪質の良いラインを雪煙上げながらパウダースキー!雄大な青と白の世界の中、喜びの声と笑顔が広がります。

ツアースキーその2 エッツタール・ゼルデンへ

 もう1日のツアースキーは再びスチューバイ氷河スキーエリアをスタート地点として、隣のエッツタール・ゼルデンを目指します。雪の状況にもよりますが、今回はリフトを乗り継ぎトップオブチロル(3150m)まで登り、ここからハーネス、ビーコンを装着して氷河エリアへ。今日も貸切氷河スキーです!数日晴天が続き気温が高くなったこともあり、少しクラストした部分もありましたが、上部は快適なスキーを楽しみました。標高が下がるに連れて徐々にクラスト、そしてゆるんだ雪に変わりましたが、色んな雪質を滑るのもバックカントリーの醍醐味です。最後はなだらかな林間コースを滑りゼルデンの町まで滑り込みます。様々な雪、斜面を攻略して辿り着く隣の谷、達成感はひとしおです。

装備、用具について

 ウェアは中綿入りの通常のスキーウェアよりも、山用のウェアとインナーを重ね着してください。歩行時とスキー時、また標高、天候によって気温が変化しますので、状況に合わせて調整しやすい服装であることが重要です。板に関しては、パウダー、クラスト、ざらめ雪など様々な雪質と登りを考えて、ある程度幅の広い板で軽めのものをお勧めします。そしてシールを付けての登行があるので、踵が上がるビンディングは必須です。登りの際の軽さ重視の方はTLTビンディングがお勧めですが、使いやすいものが1番です。もちろんツアースキー用ビンディングが付いた板やシール、ビーコン、ハーネスなどを現地でレンタルすることも可能です。当ツアーは短い歩行時間で雄大なバックカントリーを楽しめるツアー内容ですので、バックカントリーを始めた方、登りに自信がない方もお気軽にお問合せください。

ピレネー(フランス・スペイン)

春山 泉

春山 泉 Ms. I.HARUYAMA

“ピレネー”・・・多くの人にとって、聞いたことがあるがどこにあるかわからない、未知のエリアでしょう。ピレネー山脈は、東西約430km、南北約100km、西は大西洋から東は地中海付近まで標高3,000m級の美しい峰々が最大13座も連なる、ヨーロッパで第2の大きな山脈。フランスとスペイン、アンドラ公国の3カ国にまたがるそこに、スキーエリアが点在しています。滑り放題のオープンスロープと広く圧雪の効いた中級バーン、競争率の低いオフピステ、あらゆる地形を生かした手つかずで自由自在なコース選びが可能。滑る以外にも、独自の食事・歴史・文化が根づくピレネー!ヨーロッパアルプスとは異なる、他では提案できない特別な“旅”をフェローが自信を持ってご案内します。

ピレネーマップ

<特徴あるスキーエリアが点在、効率よく滑り尽くすフランスピレネー!>
◆温かいホスピタリティとフランスピレネーの中心、サンラリースラン

サンラリースラン

 フランス第四の都市トゥルーズ空港から南西へ約2時間、滞在の基点となるサンラリースランへ到着。ここはオートピレネー県でもスペイン国境に近い、アゥ渓谷(=風の通る谷)に位置するフランス側の中心。標高約800mの街からは想像できない、ゴンドラで上がるとサンラリー1700、1900、2400・・・と奥へエリアが続きます。端では国立公園に足を踏み入れオフピステを網羅、目下に広がる渓谷美を望みながら広い中級斜面をクルージング、Jバーで最高地点に到達するとピッツロングをはじめとする3000m級のピレネー山塊、天気が良ければ遠くにピックドゥミディまで見渡せます。最奥のエリアからアクセスするルー湖畔の山小屋でのスキー場とは思えない静けさの中のランチは格別。 アフタースキーの楽しみも豊富。サンラリーはスペインへと続く国道の最後の街。ピレネー地方の独特な石造りの家々「ピサラ」やロマネスクの教会、小さなお店が多く並びます。地元のワインやチーズを求めて歩くと気さくな地元の人に声を掛けられ、いつの間にか日が暮れる・・・夜の優しいイルミネーションは街をより魅力的にさせます。ホテルや地元の方の温かいホスピタリティ溢れるおもてなしで心地よい滞在を約束します。

◆ピックデュミディ展望台と広大なスキーエリアで人気No.1!グラントゥルマーレ

グラントゥルマーレ

  フランスピレネーのハイライト!サンラリーから約1時間半、ラモンジへのスキー遠足。ツールドフランスで有名な峠を越えて西側のヴァレ―ジュ(1250m)まで、最大約15kmのロング滑走も可能!この一大エリアが「グランドトゥルマーレ」です。ピックドゥミディ展望台(2880m)からは、ピレネー山脈の雄大な景観、世界遺産にもなっている「ガヴァルニー渓谷」、スペイン国境を隔てて猛々しく聳えるモンテぺルデュ(3515m)、西側にはピレネー最高峰「アネト山」を北側から遠望することができます。自信のある方はロープウェイの中間地点からロングオフピステに挑戦。さらにエキスパートはなんと展望台からエリアの端までひらすら滑り降りることも可能です。様々なスキースタイルが見つけられるフランスピレネー人気No1のエリアです。

◆自由度の高さ、これぞピレネースキー!「ペラグデ」&「ピョンガリー」

ペラグデ

 サンラリーから約40分、スペインとの国境に近く少し雰囲気の変わる「ペラグデ」スキー場。山をまたぐ2つのエリア構成で、山の地形を生かしたコースやサイドカントリーが魅力。最奥には“バレーブランシュ”と呼ばれる広大なオフピステが広がります。スペインピレネー山塊も望め、移動日にはぜひ立ち寄りたいエリア。 「ピョンガリー」スキー場はサンラリーから約30分、地元スキーヤーに人気の穴場的エリア。リフト数は少ないですが、コース数が多く自由度が高い。積雪も特に多く良いコンディションに期待できるエリアです。

◆カトリックの聖地「ルルド」

ルルド

 ピレネー山塊のガヴァルニー氷河から流れ出た水がルルドを通って大西洋へ流れている。ひっそりと佇む町「ルルド」は、4月から10月で600万人が訪れるカトリックの聖地。夏はフランスきっての観光スポットで、まず見るのも大変なほどの人気です。しかし、スキーシーズンならひっそりと待ち時間もなく、落ち着いてルルド観光が楽しめます。 少女ベルナデットが18回もマリアに遭遇したという伝説が始まりのルルド。その軌跡を辿る3つのバジリカや石洞から見守るマリア像と湧き出す泉、祈りのキャンドルなど冬のルルド観光に是非訪れてみて下さい。異教徒も寛大に受け入れてくれます。 ルルドの泉の水を容器に入れて不治の病にも精神的病にも効果があることが判明して今日に至っています。この機会にぜひ立ち寄ってみてください。 。

<誰もの想像を超えるエリア、スペインピレネー!>
◆スペイン最大、満足度No.1!バケイラ・べレット

バケイラ

 バルセロナから4時間半、フランスのトゥールーズから2時間半、スペインピレネーのベースとなるバケイラ・べレットに到着。スペイン北部のカタルーニャ地方、美しいアラン渓谷の奥に位置し、重厚なピレネー山塊の景観を楽しめる標高1500mのリゾートです。3つのエリアを効率よくリフトが繋ぐ標高差1000mの広大なスキーエリア。豪雪地帯でゲレンデ、オフピステの境界がフランス同様に無く、北斜面、南斜面問わずにパウダーを滑れることが魅力です。南斜面にも滑り応えあるスロープが点在しますが、午後はクラストして難斜面となるので降雪時の朝一番と北斜面を移動しながら狙うのがポイント!朝一のバケイラエリアで圧雪の効いたコースを気持ちロングクルージング!山頂からは氷河を抱くピレネー最高峰「アネト山」3404mや「モンテペルディード」3353m等をはじめとした山塊と渓谷の雄大な景観が望めます。森林限界を超えたエリア、“山そのものを滑らせる”コンセプトは情熱の国スペインならではのダイナミックさ。べレットエリアの最奥には無尽蔵のオフピステが待っています。ちょうど良い中急斜面のロングオフピステはまるでヘリスキーのよう。贅沢な空間が広がります。迷わずパウダーに飛び込みましょう!すぐにコースへ戻れるのもこのエリアの良さです。ボナイグアエリアは最も広く長い快適バーンはもちろん、パークのようにアップダウンを抜けるもあり、Jバー山頂からトラバースして好きなところから滑り降りる・・・雪質の良さと地形の面白さで様々な滑り方が楽しめます。ツールドフランスのルートであるボナイグア峠とさらに奥へ続く山脈の景観は必見。この3つのエリアを滑り尽くすには、最低4日間はかかります。 夕食はスペイン式、20時から!スキー後、夕食までの時間、バケイラからバスで30分、隣町ヴィエッラの街まで出掛けましょう。夏はハイキングの拠点としてとても賑わう、アラン渓谷の中心の町です。お土産やさんやスポーツショップをはじめ、可愛らしいワインバーが軒を連ねています。

◆“アンドラ公国”で特別なスキー体験!

アンドラ

 ピレネースキーを楽しむ第3の国、バケイラからいくつもの峠を越え約2時間半でアクセスする“アンドラ公国”。ピレネー山脈の中、スペインとフランスの間に位置する面積約468平方キロメートル、横浜市より少し大きいほどの小さな国に、想像できないスキー場があります。3つの谷をまたぐ広大なエリア、最奥はフランス国境の近くまで滑り込みが可能。免税の国、アンドラの首都アンドラ・ラ・ベリャの街はいつも買い物客で活気づいています。貴重な体験を探しに行きましょう! 。

◆夏の温泉保養地「ルション」

ルション

 バケイラから約1時間、ツールドフランスのハイライト・国境のポルティヨン峠を越えてフランス側へ。夏の温泉保養地として名高い「ルション」に到着します。ここはフランス側からアネト山が最も近くに見え、景観の素晴らしさとユニークなコースが魅力のスキー場。街からゴンドラで上がり、奥へ広く続くレイアウトです。

<“旅”の楽しさを増やす、都市観光!>

トゥールーズ

  せっかくピレネーに来たのなら前後に都市泊を付けることもお勧めです。 フランス第4の都市・トゥールーズ。オート・ガロンヌ県にあり、バラ色の町と称される街です。ピレネー山脈に水源をもつガロンヌ川、脇にはのどかな散歩道が続きます。明るいレンガ色で統一された綺麗な町並みと中世の雰囲気が残る旧市街と、市内を流れる世界遺産ミディ運河など、見どころは多くある街散策は楽しい。街から少し出掛けると、世界的に有名なエアバス博物館もあり、飛行機好きにはたまらないスポットです。 世界でも屈指の人気観光都市、バルセロナ。有名なサグラダファミリアをはじめ、ガウディの作品を代表する数々の芸術的な建築物と計算された町並みは歩いているだけで楽しい。モンジュの丘やスペイン広場、美術館、ダンブラス通りでの買い物、気さくで明るいスペイン人とタパスで盛り上がる・・・バルセロナの魅力は尽きません。夜はサングリア片手に情熱的なフラメンコショーで締めくくる。旅の最後にふさわしいスポットです。 。

アルタ・ヴァルテリーナ(イタリア)

園原 遊

園原 遊 Mr. Y.SONOHARA

私が自身を持って滑り派の方へお勧めしたいのがアルタ・ヴァルテリーナエリアです。 イタリアのロンバルディア州の最北、スイス、オーストリアの国境に隣接する3000M級の中央アルプスが織り成すエリアでワールドカップ、世界選手権の舞台にもなっており、アルペンスキーヤー、滑り派のスキーヤーを自然と笑顔にしてくれるスキー場が揃っています。他にも、ローマ時代から続く温泉保有地として知られ公共の「テルメ」もあります。

これぞイタリア!「ボルミオ」

ボルミオ

 アルタ・ヴァルテリーナメインのスキー場「ボルミオ」。ワールドカップの舞台にもなっているスキー場です。ここの魅力は何と言っても1800Mの標高差とコースレイアウト。ほとんど迂回路や初級者コースがなく上から下まで滑り応え十分の斜面が向かえてくれます。ノーストップで山頂~街まで滑り降りれば、イタリアスキーの真髄を味わうことができます。イタリア特有の綺麗に圧雪された斜面が最後まで続きます。大きくエリアとしてはボルミオ2000と3000に分かれます。ボルミオ3000まで上がれば、広大なオフピステエリアが広がっています。降雪があった日には、絶好の雪と斜面を滑り倒します。1日では決して飽きることがないスキー場です。

免税の街と大斜面が向かえてくれるリビーニョ

リビーニョ

 アルタ・ヴァルテリーナエリアで一番奥に位置するリビーニョ。専用車で約50分。フォスカーノ峠を越えトレパレに到着。ここから滑走をスタートします。ここの魅力は標高差、滑走距離はもちろんですが、コースの幅の広さ。小回りしているスキーヤーなどいません。おもいっきり大回りを楽しめるコースレイアウトになっています。トレパレエリアを思う存分楽しんだ後は向かいのリビーニョエリアへ。より縦に長く、止まるのがもったいないくらいです。スキー滑走を楽しんだ後はリビーニョの街でお買い物!免税のためスキー用具やブランド品など大変お値打ち価格で購入できます。他にも美味しいワイン、チーズ、生ハムなど食べ物も!

一度は行きたいサンタ・カタリーナとオーガ&イゾラッチャ

サンタ・カタリーナ

 サンタ・カタリーナはイタリアが誇るスキーの女王デボラ・コンパニョーニの故郷でもあり、毎年ワールドカップの舞台にもなっています。ボルミオの街からバスで約20分。縦に長く、山頂の尾根から反対側へ移動するとオフピステが広がるサニーバレーエリア。安全にパウダーを楽しむことができます。そして、一番ローカルなエリアではありますが、変化に富んだコースレイアウトで楽しませてくれるオーガ&イゾラッチャ。ボルミオからヴァルディゾットの谷を挟んだ向かいに位置しボルミオの街からバスで約15分。林間コースが中心の下部とオープンスロープが広がる上部。山頂からはサンコロンバーノの雄大な景色が目に入ってきます。

コルチナ・ダンペッツォ(イタリア)

今井 脩平

今井 脩平 Mr. S.IMAI

コルチナ・ダンペッツォは12エリアから成るスーパードロミテの1つです。そこはドロミテ街道の出発地点ともなっており、アルトアディジェ州のボルツァーノまで続いています。ハイシーズンには世界中のスキーヤーがこの街を訪れ、フェロートラベルでも、このコルチナはスイス・ツェルマットに次ぐ人気のスキーリゾートとなっています。今回はコルチナから行けてもあまり知られていないエリアをご紹介します。

マルモラーダ

マルモラーダ

 数々の名峰を有するドロミテ山群において3,342mと最も標高の高いマルモラーダは『ドロミテの女王』と称され、山の一部には氷河をも有しています。『ドロミテの王様』であるアンテラーオより標高が高いため、お国柄を表しているように思えます。セラロンダ順回りの最中に正面に見えるこのマルモラーダを滑るには、セラロンダ滑走中に通過したり、スタート地点ともなるアラッバからアクセスします。セラロンダ中にマルモラーダを正面に見渡せるPORTAVESCOVOの奥側への滑り込みからスタート。そしてフェダイア湖を横目に見ながらMALGA CIAPELAへ。到着するとそこには頂上までのロープウェーが待ち構えています。どんどん高度を上げていき、3,269mへ。降りた先にある展望台を上がるとドロミテ山塊が眼前に広がっています。そこではセラ山群を見下ろすことができ、周辺の山々がマルモラーダを守るようにして聳えています。あまりにも雄大で、時間が経つのを忘れてしまいます。見て良し、滑って良しのマルモラーダ。おすすめです。

アルタ プステリア

アルタ プステリア

 コルチナ自体が南チロルと言われるぐらい国境に近い場所ですが、このアルタプステリアはその中でも特にオーストリアに近い場所に位置しており、その距離わずか20km。オーストリアに続く列車も走っていて、コルチナからはランドゥロ湖・ドビアッコを通って北上していきます。そして標記もイタリア語/英語からドイツ語/イタリア語の併記に変わります。2014-2015シーズンからはセスト〜モンテクローチェまでゴンドラで繋がるようになり、より一層広域を滑れるようになりました。このエリアからはトレチメやもう一つのクローダロッサを眺める事も出来ます。他のエリアと比べて更なる機動力が期待されるエリアですが、もう一つの魅力としては自然の中を滑走できるということ。奇岩で有名なドロミテですが、このアルタプステリアはどちらかと言えば林の中を滑走していくエリアで且つあまり知られていないので混雑知らず。ブラックコースもあるので上級者でも楽しめます。

ヴァル ガルディナ

ヴァル ガルディナ

 毎年、数々のアルペンワールドカップ開催されるイタリア。このヴァルガルディナも毎年男子の滑降とスーパー大回転が行われています。コルバラからセラロンダの逆回りでスタートし、セラ山群の周りを巡っていきます。途中までは逆セラですが、途中のセルバからチャンピノイへ上がった後はルートを外れ、サンクリスティーナへ。その先にいよいよ見えてくるのがヴァルガルディナのW杯コースです。AとBのコースに分かれていて、Aが滑降・スーパー大回転のコースです。くれぐれもスピードを出し過ぎないように十分ご注意を!ゴール地点ではその年に行われたW杯の結果を示した横断幕も残されています。そこまで滑るのにも十分滑り堪えがありますが、実はその先にも地下チューブでアクセスするオルティゼーやシウジ高原も控えています。体力がある人はその先にもぜひチャレンジしてみてください。

ヴァルトランス(フランス)

森下 雅史

森下 雅史 Mr. M.MORISHITA

ヴァルトランス、メリベル、クーシュベルの3つの谷を175基のリフト、ゴンドラを利用して、ゲレンデ総延長600kmを誇る世界最大規模のスキーエリアです。雪に覆われた無限大なエリアと6つの氷河と相俟って素晴らしい景色を見せます。全てのスキーヤーにとってヴァルトランスは一流のスキーリゾートとなります。

ヴァルトランス

ヴァルトランス

 当社ツァーの滞在先は、3つの谷で最も標高のあるヴァルトランス標高2,300mなので積雪の心配は殆どありません。また、ホテルがゲレンデに直結するスキーイン、アウトが可能なヨーロッパでも数少ないスキーエリアです。街はリゾート開発として40年前に造られ、スーパー、土産店、レストラン、スポーツショップ、公共のプールなどが揃いアフタースキーも充分に楽しめます。ゲレンデは、スキーで上がれる最高地点のシミ・キャロン3,200mまでケーブルカーを利用して容易に上がれ、展望台から360度の白銀とエビアンのボトルに描かれている山やモ西ヨーロッパ最高峰のモンブランを眺望できます。

メリベル&クーシュベル

メリベル&クーシュベル

 3つの谷の真中に位置するメリベルは、モッタレ、センター、ビレッジから構成され周りの景色と調和のとれた木製張りのシャレーが多く点在します。谷奥からゴンドラでモンヴァロンの頂上へ上がると自然保護区のヴァノワーズ国立公園が広がります。また、アルペンスキーワールドカップの開催されるゲレンデは変化に富んだ斜面で一度は滑走したいコースです。高級リゾートで知られ、プライベートジェットのための飛行場をゲレンデ内に持つクーシュベルも複数のエリアで構成され、3つの谷の中では一番古い歴史と初めてホテルが建った場所です。スキーコース150kmを58基のリフト、ゴンドラでストレスなく各ゲレンデへ輸送します。また、初心コース19、初級コース35、中級コース34、上級コース8と全てのスキーヤーに対応したスキーリゾートです。

スーパーフレンチサファリ

スーパーフレンチサファリ

 1月~4月出発ツアーではトロワバレーのスキーサーカス「スーパーフレンチサファリ」をツアー中1回ご案内しております。(天候や積雪状況、スキー技術や体力が伴わない場合は催行しません。)ガイドが6日間のスキー滑走中に最もコンディションの良い日に滞在先のヴァルトランスからメリベル、クーシュベルへリフトやゴンドラを使って谷を越えて滑走します。クーシュベルからスキー滑走では移動できないシャンパーニュまで専用車を利用して移動します。昼食後はシャンパーニュからラ・プラーニュまで無限に広がる多彩なゲレンデと息を呑む大パノラマを楽しみながらスキー滑走後、帰路は専用車でホテルへ戻ります。1回の滑走距離が長いため、長距離滑走ができる体力を付けてご参加ください。

リビーニョ(イタリア)

小瀬 信広

小瀬 信広 Mr. N.KOSE

リビーニョスキーエリアは、アルタ・ヴァルテリーナスキーツアーの中心となり、ツアー中に2日間訪れるスキー場です。リビーニョの町を左右に挟み広大な3つのエリアを滑る事が可能です。豪雪地帯としても有名で最高地点は標高3000m。極上のスキーコンディションの中、オン・オフピステ共に楽しめ、しかも日本人スキーヤーにほとんど会う事のない穴場的なスキーリゾートです。

広大なスキーエリアでイタリア版スキーサーカスを

リビーニョ

 私が、このエリア内で一番気に入っているのがリビーニョスキーエリアです。過去2回に渡り自分のプレステージツアーをリビーニョ滞在にした程で、ゲレンデスキー、オフピステスキー、北イタリアの郷土料理や気さくなホテルのイタリア人スタッフの会話を楽しむのはもちろんの事、この町に滞在する最大のメリット、免税の町でショッピングやプール等アフタースキーも存分に楽しんでいただけるのが大きな理由です。 スキー自体も充実しています。大きく3つエリアがあります。まずは、ホテルからバスで1分のモットリーナスキーエリアは、ネーヴェ山を中心に北西の斜面と南、南東の斜面にコースが広がります。レストラン裏からスタートし林間を抜け、トンネルや道路下を通るロングコースは、緩斜面で起伏に富んでおり足慣らしには最適です。滑った方、全員が「楽しい、もう一回滑りた〜い!」と絶賛するコースです。また、モットリーナゴンドラ下の一枚バーンは斜度もあり滑り応え満点で2〜3回は続けて滑りたい程。その他にもヴァルフィンリフトの左右に配置された急斜面の一枚バーン。圧雪とオプピステが楽しめます。2つ目は、ここスキー場で中心となりエリア、リビーニョエリアは、ホテルから徒歩5分のリビーニョセンターゴンドラから登り始めます。帰りは、ホテル近くまで滑って戻る事もできます。ゴンドラとリフトを利用し滑走しながら左右に長い日当りの良い南東斜面を右から左へと横移動していきます。イタリアのスキー場らしく、しっかりと圧雪されたピステを爽快に滑走するスピード感がたまりません。山頂から町まで滑り降りる事のできるロングコースは、左右端に2本あり、ノンストップ滑走にうってつけのコースです。それ以外に、リフト一本分のコースが3コース。リフト一本分と言っても十分に滑り応えがあり中斜面の程よい長さがリラックスした滑走を楽しましてくれるでしょう。コース脇には、ふかふかのオフピステが残っている時が結構ありますが、そんな時は迷わず道草。2〜3本、パウダースノーと戯れるのもリビーニョ流です。左奥のカロッセロ3000mまで移動したら、山頂の本格的レストランでランチタイム。こんな標高の高い場所で本格的な3コースイタリアンが食べられるのもここならでは。午前中で十分に滑りきった感じです。午後からは、3つ目のエリア、西斜面に面した特に雪質の良いフェデリアに行きましょう。綺麗な景色を見ながら緩斜面&ショートコースをのんびりと。広大でバラエティに富んだコースがリビーニョの魅力です。この3つのスキーエリアを巡回バスを利用し1日で制覇する事も可能です。また、スイスとの国境に面している為、サンモリッツのスキー場にも約1時間で行く事ができます。滞在中に1回は行きたいですね。色んな可能性のあるスキーエリアです。

リフトからアクセスするオフピステツアー

リビーニョオフピステ

 リフトからアクセス可能ながら本格的パウダースノーが味わえるオフピステツアー。山岳ガイドに秘密の場所に連れて行ってもらうような感覚です。いくつかある中でおすすめは、リビーニョエリア。緩・急斜面のオープンスロープをスキー場の中間地点から町へと滑り降りて行きます。まるで、町に飛び込んで行くかのごとく、爽快感のあるコースです。滑り始めは、ゆるやかな緩斜面で足慣らし。その後、どんと落ちる急斜面がスリリングなコースです。2本目は、ツリーランに行きましょう。急斜面の林は、適度な間隔で木々が立ち並び、膝上以上もある柔らかいパウダースノーが皆様を出迎えてくれます。滑りながら自然に叫んでしまうエキサイティングなコースです。町まで滑り降りたら、小川を超えて道路を滑ってバス停まで。帰る道までも楽しませてくれるコースです。リビーニョに滞在するなら、ぜひとも1〜2回は参加して欲しいのが山岳ガイドと行くオフピステツアーです。

免税の町としても有名なリゾート地、リビーニョ

リビーニョの街

 イタリアの北、ロンバルディア州ソンドリオ県、スイスとの国境近くに位置する。四方を山に囲まれた土地で町に通じる道路は3本しかない。一年の半分を雪に閉ざされる非常に貧しい村であった。古くはイタリアに属したり、スイスに属したりしながらも、この地理的な条件の為に免税の処置をとられた町である。今日もイタリアの付加価値税がかからない免税地域となっており買い物天国として夏・冬ともに多くのハイカー、スキーヤー、観光客で賑わう一大リゾート地として知られている。200軒以上のブランド品、化粧品、電化製品、スポーツ用品店が軒を連ねている為、アフタースキーのショッピングも格安に楽しめます。

バルディゼール(フランス)

森下 雅史

森下 雅史 Mr. M.MORISHITA

1992年のアルベールビル冬季オリンピック、2009年の世界スキー選手権大会の開催地として有名なバルディゼールは、隣接するティーニュと合わせて10000ヘクタールのスキーエリア、300kmのオフピステ、1930mの標高差、2つの氷河エリアを誇ります。エキスパートスキーヤーを至極のスキーバカンスへいざなう世界屈指のスキー場“エスパスキリー”へご参加ください

ピッサイヤ氷河方面

ピッサイヤ氷河

 街の中心から約5キロ離れた谷の最奥に位置するルフォルネは、静かで美しい小さい集落です。この地方の伝統的な建築で、サヴォア石と木で造られたシャレーはバルディゼールの豊かな自然に良く溶け込み、素朴な景観を引き立てます。初日に行くのがピッサイヤ氷河からソレイズのコース。標高が高いので雪質も良く、山頂からはティーニュまで見渡せる景色も最高です。また、降雪の直後は絶好のオフピステエリアになるのも特徴です。スキーエリアの移動手段として利用する山越えリフトは遊園地の乗物を思わせるスリリングを感じさせます。しかし、山を越えるとソレイズの広大なエリアが目前に広がります。

ベルバルド、ラダーユ方面

ベルバルド

 バルディゼールのメインコースであるベルバルド山頂へのアクセスは町の中心からロープウェイを利用する方法とラダーユから地下ケーブルカーを利用する方法があります。ここの山頂には、ダウンヒルのスタートハウスが2箇所あり、右側の白い小屋は1992年アルベールビルオリンピックで使用したスタートハウス、バルディゼールで最も急斜面の“ファスオリンピックコース”となります。コースは狭い岩と岩の間や最大斜度30度以上の一枚バーンを滑る上級コースです。もうひとつのオレンジ色は、毎年バルディゼールで開催されるFISワールドカップ男子ダウンヒルのスタートハウス。ここからのオランジュとOKコースは、ラダーユまでのロング滑走を爽快に滑れます。

ティーニュ、グランモット氷河方面

グランモット氷河

 バルディゼールとティーニュを結ぶ8人乗り高速リフト「トミューズ」へは、ベルバルド山頂とダーユゴンドラ山頂からアクセスするのが一般的です。ベルバルドからトミューズリフト乗場への滑走途中には西ヨーロッパ最高峰モンブランの絶景も楽しめます。トミューズ山頂はバルディゼールとティーニュに跨る標高2704mのトヴィエール。馬の背のように左谷はバルディゼール方面、右谷はティーニュ方面に分岐され、バルクラレまではピステHコースを滑走し、バルクラレからは、黄色の芋虫の形をした地下ケーブルカーを利用すると、あっという間に標高3000mに到着します。更にロープウェイで乗継して標高3456mのグランモット氷河に到着します。ここからは、モンブランやグランドジョラス、グランコンバンなど4000m級の山並みを展望した後、横幅が広く、雪質が最高なコースの滑走が出来ます。条件の良い時は、上級コースのレイシュも滑ります。もちろん、降雪の翌日は至極のパウダーが広がります。バルクラレまでの標高差1500mは滑り応え充分です。

エギューイペルセ、ブレビエール方面

エギューイペルセ

 ティーニュエリア最奥のエギューイペルセからブレビエールまでのロング滑走は、まさにスキー遠足となります。バルディゼールからエギューイペルセへ移動するだけでもスキー滑走は充分な位です。エギューイペルセは、風化によって岩が崩れてぽっかり穴の空いた奇岩で、絶好の写真スポットです。ブレビエールまでは変化に富んだコースが続き、途中でシェブリー湖のダムが見えてきたら間もなく到着です。ブレビエールに到着したら早速ランチタイム。どこのレストランもオムレツやスープがとても美味しくおすすめです。ゆっくりしているとバルディゼールへ移動するゴンドラが終わってしまうので、昼食後も目一杯バルディゼールまでスキー滑走が続きます

ゼルデン(オーストリア)

神崎 裕一

神崎 裕一 Mr. Y.KANZAKI

抜群の雪質を楽しむゼルデンの氷河エリア。毎年10月後半にワールドカップ初戦が開催されるゼルデンの氷河エリア。この早い時期の開催地に選ばれることからも安定した雪質が伺えます。

ゼルデンの氷河エリア

レッテンバッハ氷河

 ゼルデンの町からゴンドラ、リフトを乗り継いで到着するのがワールドカップ会場にもなるレッテンバッハ氷河。ワールドカップコースの1枚バーンは幅も広く良い雪質で滑り応え十分!このコースだけをしばらく滑っていても楽しめます。そしてコース脇には気軽に入れるオフピステがあるので、降雪があった日は是非コース脇の新雪にもチャレンジしてください。レッテンバッハ氷河からスキーでトンネルを抜けると奥のティーフェンバッハ氷河にアクセス。谷に張り出したスリル満点の展望台からはチロル州最高峰のヴィルドシュピッツェ(3,774m)が間近にご覧頂けます。氷河エリアのため、Tバーリフトもありますが、コース脇も含めて氷河エリアならではの雪質を楽しめます。雪が降った翌日は、氷河エリアを目指しましょう!

エッツタール最奥のオーバーグルグルエリア

オーバーグルグル

 ゼルデンから路線バスにて約20分で到着するのがエッツタール最奥のオーバーグルグルエリア。まずは手前のホッホグルグルにてバスを下車し、展望台へ。ここからはセラ山塊、チベッタ、ペルモといったドロミテの名峰が遠望できる写真スポットです。ドロミテの山を写真に収めたら展望台下のブラックコースを滑りましょう。特に朝一番はキレイにグルーミングされた締まった雪を気持ちよく滑れます。しばらくホッホグルグルでのスキーを楽しんだ後は、谷越えのゴンドラに乗って最奥のオーバーグルグルエリアへ。エリア上部からビレッジまでのロング滑走も快適です。1日遠足でご案内しますが、「1日だけじゃもったいない」という声も上がる、いつも好評のエリアです。

オフピステやスキー遠足など楽しみ方も色々

ゼルデンオフピステ

 ゼルデンではコース脇のオフピステを楽しめますが、本格的なバックカントリーにチャレンジしたい方にも多くの選択肢があります。ゼルデンと同じく氷河エリアで知られるスチーバイタールからバックカントリースキーでゼルデンのあるエッツタールへ滑り込むルートは人気コースの1つです。ゼルデンのレッテンバッハ氷河からは隣のピッツタールへのバックカントリースキーが可能です。氷河エリア上部から見える手付かずの斜面は魅力十分。眺めていると滑りたくなるのは間違いなしです。 ゼルデンから1時間前後のドライブで周辺のスキー場へ足を延ばすこともできます。隣の谷のスチューバイタールはゼルデン同様氷河エリアがあり、素晴らしい雪質でのスキーが楽しめます。そしてイシュグルに足を延ばすとスイスのサムナウンへの国境越えスキーも体験できます。

テルライド&シルバートン(アメリカ)

澤 宏太郎

澤 宏太郎 Mr. K.SAMA

アメリカの数あるパウダー、バックカントリーエリアで、エキスパートの方にぜひお薦めなのがコロラド州南部のテルライド&シルバートン。特にシルバートンは現地ガイドを付けなければ滑れない超エキスパート向けの斜面を滑るプログラム。標高4000m近くから滑る極上のパウダーをぜひ体験してください。

テルライド

テルライド

 コロラド州の南西部に位置するテルライドはデンバーから飛行機で約1時間のデュランゴ空港、そこから車で2時間程度の距離にある豪雪エリア。ベースの標高は2667m、トップ標高は3831mと高く、毎年300インチ(約7.6メートル)を上回る降雪量に恵まれます。スキー場の規模は2000エーカーとベイルやパークシティなどに次ぐ広さで、グルーミングされたコースと未圧雪のエリアが程よい割合で、リフトトップから40分程度のハイクアップとトラバースで、バックカントリースキーヤーにはたまらないオープンスロープのパウダー斜面までアクセスすることができます。エリア上部はブラック、ダブルブラックの急斜面が多く、特にブラックアイアンボウルやレヴェレイションボウルでは急斜面のパウダーが楽しめます。トップの標高が3800mを超えているので、ハイクアップは苦しいですが、雪質の良さと量は保証されています。天気が悪いとき、降雪時などはバルドマウンテン下やミラーズリフトから手前側に滑ってくるエリアでツリーランのパウダーが楽しめます。斜度は25度前後なので木を避けながらでも余裕を持って滑れます。林の中の方が風の影響を受けずに済むためいい雪が残っている可能性が高いのです。 バックカントリースキーに疲れたら、グルーミングのしっかりしているコースへ。バルドマウンテンからメドウズのベースまでの4〜5kmのロングコースが大きくわけても3コース、またカントマックリフトからテルライドビレッジまではグルーミングされたブラックのブッシュウォーカーコースなども滑り応えがあります。 テルライドのベースタウンは2つ、マウンテンビレッジとテルライドビレッジ。マウンテンビレッジはその名の通りスキー場の中にあってスキーイン/アウトが可能、テルライドビレッジはゴールドマイニングで栄えた街だけあって西部劇にでてくるような雰囲気のある街並み。レストランのチョイスも豊富なこともあってフェローではテルライドビレッジに宿泊。ホテルからゴンドラ乗り場まではもわずか徒歩2分。滑りに集中できる環境です。

シルバートン

シルバートン

 ツアー後半はテルライドからシルバートンへ移動。テルライドからは車で約1時間半の距離です。シルバートンは普通のスキー場とは違い、エキスパート向けのすごいエリアです!エリア全体が未圧雪のバックカントリーエリアで一番緩い斜面でも斜度30度以上、ここを現地の山岳ガイドと一緒に滑るスタイルです。 バックカントリーフリークの方はご存知の方も多いと思いますが、ニュージーランドのクラブスキーフィールドと同じスタイルです。それもそのはず、ここシルバートンはクラブスキーフィールドに着想を得てエリアを開発してきた歴史があります。オープンから10年程度のまだまだ新しいエリアです。 エリアのオープンは木金土日の週4日で、後の3日で雪をためる方式。ペアリフト1本のシンプルなレイアウトですが、エリア上部はオープンスロープが広がり、リフトトップからも滑り出せますが、30~40分ほどのハイクアップしてから滑りだせる斜面は、ヘリスキーやキャットスキーエリア並みかそれ以上です。標高はベースがなんと3172m、リフトトップは3751mでそこからのハイクアップですので、ゆっくり登らないとすぐに息があがってしまいます。エリア下部は斜度30~40度の林の中をツリーランで降りるか谷筋の細い道を降りていきます。降雪後のパウダーは言うに及ばず、降雪からしばらく経っていても林の中はいい雪が残っていて気持ちよく滑れます。1日4本も滑ればかなり充実の滑走量です。全て未圧雪の斜面を1日50人ほどの人数制限で滑るので、心行くまでエキスパート向けのパウダー滑走を楽しめます。 ベースエリアまでは滑って降りてくるルートもありますが、ノースフェイス、ウェストフェイスとも大半のコースはベースからは離れたところに滑り降り、そこではガイドが事前に無線で呼んだシャトルバスやトラックが待っていて、ベースエリアまで運んでくれます。 現地の山岳ガイドは滑りはもちろん、アヴァランチや地形などへのリスク管理のレベルも非常に高く安心して滑れます。アラスカのヴァルディーズヘリスキーやキャットスキーでガイドを兼任しているスタッフも多いとのこと。毎朝グループ分けをした後には、ベースエリアでみっちりとビーコンやプローブなどの装備の点検や使用方法のレクチャーなども行います。フェローのスタッフがしっかりと通訳も行いますので安心してご参加いただけます。 今回のツアーではテルライドではキャットスキーを含み日曜から水曜まで4日間滑った後、シルバートンに移動して木曜、金曜の2日の滑走。パウダーを楽しみたいエキスパート・上級者に一度はぜひ体験して頂きたいエリアです!

ツェルマット(スイス)

神崎 裕一

神崎 裕一 Mr. Y.KANZAKI

海外スキーリゾートの代名詞であるツェルマット。ツェルマットを訪れる方の多くは、この場所を訪れた理由にマッターホルン(4478m)を挙げます。この村は世界的に有名なマッターホルンに活かされているといっても過言ではありません。天空に向かって聳え立つマッターホルン。その美しい山容は自然の創ったひとつの芸術作品です。

マッターホルンを間近に望む一度は滞在してみたい場所

スネガー展望台

 滞在中にマッターホルンを見られるかどうかは、ここを訪れる人々の大事な問題になります。スイス=マッターホルンというほどシンボル的な存在のこの山を、スイス側、イタリア側と様々な表情を眺めながらのスキーは、ツェルマットならではの醍醐味。憧れの山の間近で抜群の雪質を滑走する喜びは、想像に難くないでしょう。 周囲の4000m峰には迫力ある氷河が張り付き、自然の偉大さを実感します。さらにはクラインマッターホルン(3883m)などの展望台からは、遠くモンブランやグランパラディソなど29もの4000m峰を望むことができます。氷河、4000m峰、どちらも日本では見られない景色です。私もこれまで色々なスキーエリアを訪れましたが、日本だけでなくヨーロッパの中でもツェルマットの景色は格別です。

雪質、滑走距離、斜面設定。様々なシチュエーションが揃う

ツェルマットの魅力

 ベースとなるツェルマットが海抜1620mに位置し、ゴルナーグラート、ロートホルン、クラインマッターホルンの3つのエリアのトップはどこも海抜3000m以上を誇ります。クラインマッターホルンに至っては、富士山よりも高い場所から滑走可能というほどです。クラインエリア上部はテオドール氷河上を滑走という、これも日本では体験できないスキーです。一年中滑走可能なこのエリアの雪質は抜群。海抜の高さと氷河エリアゆえの上質の雪もツェルマットの魅力です。
イタリア側のチェルビニア、バルトルナンシュを含めて313kmもの滑走距離を誇ります。また、クラインマッターホルンからツェルマットまでの標高差はなんと2200m!日本でいえば、ゲレンデトップから海まで滑り降りるような標高差です。規模だけではなく、そのコースも初級者向けの快適な幅広い緩斜面から上級者向けの滑り応えのあるロングコースまで様々。イタリア側への国境越えスキーをはじめ、バラエティーに富んだコースが多くのスキーヤーの心を充たしてくれます。
中・上級者の方におすすめの場所がシュトックホルンです。以前はゴルナーグラートからゴンドラがかかっていた場所ですが、現在ゴンドラは廃止。Tバーでのみアクセス可能なオフピステエリアです。そのためガイド中にご案内することは稀ですが、フリー滑走の日におすすめしたいのがこちらです。雪が少ないとコブの多い斜面になりますが、一旦雪が降るとパウダーの宝庫になります。ここの雪はヘリスキーにも負けないほどの雪質を誇り、オフピステツアーでご案内することもあります。他のエリアに比べ人が少なく、自然の中で遊んでいるという実感が持てます。

美しい自然環境を守りながら快適なリゾートへ進化を続ける

テラスでのんびりリラックス

 ツェルマットは、年々利便性を高めるべく進化を遂げています。以前はスネガ、ゴルナーグラート、クラインマッターホルンの3つのエリア間の移動が不便で、一旦街に下りてからバスで移動しなければなりませんでした。現在ではゴンドラが新設され、各エリア間のアクセスが非常に便利になりました。現在も新しいゴンドラ建設などの計画が複数あり、今後もさらに快適なスキーエリアへと進化を続けています。
そして、2008年のクリスマスにクラインマッターホルンに新しいレストラン、ギフトショップがオープン。ここの特徴は、建物も外壁にソーラーパネルを貼り付け、電気、調理、空調などすべてをソーラーエネルギーで賄っている点です。現在建設中の山小屋でも、同様のシステムを導入予定とか。ツェルマットを訪れる人々が期待する雄大な氷河や白いアルプスの山々。この素晴らしい自然環境を守るための活動の一環です。地球温暖化に伴い、世界中の氷河が後退、縮小している今、氷河が融けるのを少しでも防ごうと氷河に特殊なシートを被せることも行っています。さらには、村内を走る電気自動車の台数を制限。もっと環境に優しい交通手段はないか、様々なアイデアを検討しています。
さらなる快適なリゾートを目指し、常に変化を遂げるツェルマット。しかし、ツェルマットの最大の魅力である自然を守るための努力も日々続けているのです。この設備の変化と大自然の不変が世界中から多くの人々を惹きつけ、多くの人々を再びツェルマット向かわせるのでしょう。

ドロミテ(イタリア)

澤田 京一郎

澤田 京一郎 Mr. K.SAWADA

ドロミテは、スキーリゾートの本場であるヨーロッパの中にあってイタリアを中心としたヨーロッパ人に絶大な人気を誇ります。遠くは、北米や南半球からのお客様も見かけます。フェロースキーのヨーロッパデスティネーションの中にあっても、毎シーズンツェルマットに次いで2番目の人気を誇っています。その魅力を紹介しましょう。

赤い岩峰と奇岩が続く山容。ここでしか味わえない絶景

サッソ・ルンゴ

 ドロミテの最大の魅力は、特異な景観にあります。氷河によって形成された垂直に切り立った赤い岩峰。一見崩れそうなオーバーハング。それらは、風雨に強い苦灰石(ドロマイト)であることから、崩れそうに見えて崩れません。そして、苦灰岩の中に混じるドロマイト化しなかった石灰石の部分には、数百万年の間に溶食・風化の作用が現れ、さらに岩峰の奇岩ぶりが進行するのです。とくに、コルチナ・ダンペッツォの町を見下ろすモンテ・クリスタッロ(3216m)は、その特徴がよく見て取れます。町側からは岸壁を斜めに走る線に堆積層が見え、ファローリアのスキー場側から見るとその名(日本語で水晶山の意)に違わぬ山容が印象的です。また、同ファローリアスキー場からトファーナのスキー場を見ると、その背面にはトファーナ・ディ・ローゼス(3225m)が威風堂々と聳えています。日本語で「バラのトファーナ」というロマンチティックな名前を持つ山の西壁は真っ赤で、よく夕焼けに映えます。

セラロンダでセラ山塊を一周。一日がかりの一大イベント

セラロンダ・スキーサーカス

 広大なドロミテスーパースキーには、スキーサファリを楽しむスキーツアーコースがいくつか設けられていて人気です。一番人気はご存知セラロンダ。ドロミテの中心に鎮座するセラ山塊を、リフトとゴンドラを乗り継ぎ、スキーで一周するのがセラロンダです。その人気の理由は、山景の素晴らしさとオリエンテーリング的面白さ、そして完走したときの達成感でしょう。
総滑走距離は26kmを超え、一日がかりの一大イベントですが、中斜面でパラレルができ一日滑り続けられる体力とガッツさえあれば、どなたでも完走できるツアーです。以前はセラロンダを完走するために、最低一回はJバーを利用しなければなりませんでしたが、07/08シーズンからチェアリフトとゴンドラの利用のみでも完走できるようになりました。

豊富なコースバリエーション。世界レベルのコース整備は圧巻

ドロミテ

 ファローリア、クリスタッロ、トファーナといったスキー場を擁するコルチナ・ダンペッツォエリアだけでも、コース総延長は140kmにもなります。ドロミテスーパースキー全12エリアのコース総延長距離はなんと1200km以上に及び、これは一つの共通リフト券でアクセスできる規模としては世界最大とされています。さらにすごいのは、圧雪車による整備がこのコースのほぼすべてに毎晩施されることと、世界最高の降雪機が9割以上のコースをカバーしていること。こうしたコース整備により、快適なスキーが楽しめます。
変化に富んだコースバリエーションも評判です。滑り応えは、質・量ともに折り紙つきで、ドロミテは健脚の方向きかもしれません。全体的には中級コースがメインです、ロングコースもあります。そして上級コースの中には、コルチナで開催されたオリンピックコースがあり、多くの方がアルペンスキーでは唯一日本人(猪谷千春さん)がメダルを獲ったコースを実際に滑って感動されます。
また、ゲレンデに美味しいイタリアンをリーズナブルに出すレストランが多いことも嬉しいです。パスタや焼きたてのピザといった日本でもおなじみのメニューから、チロルの郷土料理まで楽しみは尽きません。ティラミスをはじめとしたイタリアンドルチェ(デザート)も、ぜひお試しあれ。

趣の異なる2つの滞在地でドロミテの魅力を満喫して

 ドロミテでいちばん人気がある滞在場所は、「ドロミテの真珠」と称されるコルチナ・ダンペッツォです。冬には世界中から滞在客がやってきます。ファミリーやワールドカップレーサーに混じってゴージャスな毛皮を着こなすご婦人が、高級ブランドショップ、アンティークショップ、スポーツショップ、飲食店などが軒を連ねるお洒落な町並みを闊歩します。コルチナ・ダンペッツォ滞在では、コルチナエリアを滑り込むのはもちろん、セラロンダをはじめとするそれ以外のエリアに、専用車を駆使して効率的にドロミテスーパースキーを楽しめます。
ドロミテをより濃密に滑り込み、ワンランク上のドロミテスーパースキーを楽しみたい方には、コルバラ滞在がおすすめです。車での遠征を最小限に抑えて、セラロンダや各エリアを堪能できます。コルバラは、成熟した大人が静かなリゾートスタイルを求めてくる場所です。街がコルチナ・ダンペッツォに比べて静かな分、より上質なホテルを厳選し、ゆったりとした時間を過すことができます。

グリンデルワルト(スイス)

津久井 加代子

津久井 加代子 Ms. K.TSUKUI

日本でもお馴染みのグリンデルワルトは、ユングフラウヨッホ観光や夏のハイキングの拠点として大人気です。しかし、冬のスキーシーズンこそ魅力が満載の場所なのです。今シーズンは、雪化粧をしたこの村にぜひ訪れてみてください。リピーターの方たちも今までに体験したことのない、格別のバカンスになること間違いなしです!

緑のカーペットが白いベールに。夏とは違う魅力を満喫して

ヴェッターホルン北壁

 夏にユングフラウ地方を訪れた方も多いのでは?ハイキングで歩く道、牛がのんびり草を食んでいた牧草地がゲレンデとなるので斜面はゆるやかな所がほとんどです。幅広くグルーミングされコース整備も抜群。標高2000m前後のコースは木々で邪魔されることがないので、国内でそれほど滑り込んでいなくても、初中級以上なら山の景色と滑りが存分に楽しめます。
ハイキングではゆっくりと時間をかけて山の景色や高山植物を楽しみますが、スキーでは一瞬で標高差を滑り降り、夏には動いていないリフトを使って違う場所に移動、また滑り始めることができます。白銀に輝く名峰、漆黒で雪をも寄せ付けないアイガー北壁、限りなく澄み切った青い空。標高や角度の違いから空と山の色彩や表情が刻々と変化する様を体感できるのはスキーシーズンならではの楽しみです。

世界的に有名なコースがいっぱい。みんなが満足3つのエリア

アイガー北壁ルート図

【メンリッヘン&クライネシャイデックエリア】
グリンデルワルトからゴンドラで約30分のメンリッヘン、そして登山電車で40分のクライネシャイデックはユングフラウヨッホ観光の拠点で、アイガー(3970m)・メンヒ(4099m)・ユングフラウ(4158m)ユングフラウ三名峰がきれいに並んで眺望できるエリア。グリンデルワルトの谷に向かって様々な斜面の快適なコースが広がります。ヨーロッパ三大北壁の一つ、アルピニストの憧れアイガー北壁が目前に迫り、ユングフラウ三山と一体になれる素晴らしい場所です。ワールドカップで有名なラウバーホルンコースのスタート小屋からはウェンゲンの村までノンストップ大滑降もできます。
【シルトホルンエリア】
グリンデルワルトからラウターブルンネンの谷へ降り、シルトホルンのロープウェイで約30分。山頂の回転レストラン「ピッツグロリア」でのランチ後は、ジェームスボンド気分で迫力あるコースを大滑降できます。急斜面のロングコースが苦手な方はロープウェイでミューレンまで降り快適なミューレン周辺をお楽しみください。
【フィルストエリア】
グリンデルワルトのメインストリートからゴンドラで約30分。フィルスト展望台からはアイガーのギザギザの東稜線からの眺め、正面に迫るヴェッターホルンやグリンデルワルト氷河、そして村からは見えなかった秀峰シュレックホルン(4078m)フィンスターアールホルン(4274m)も姿を見せます。このエリアはは南向きの緩斜面と自由に選べるオフピステが広がり、のどかで人も少なく、グリンデルワルトの奥座敷とも呼べる、とっておきのエリアです。リフトからは岩陰で遊ぶカモシカを発見。村の教会まで続く周遊コースでは牛舎から漂う「牛」の芳香に臭覚(?)でもスイスを体験できます。また村までの帰途、カフェバーで小休止してホットワインを片手にグリンデルワルト谷の見事な夕景をじっくり眺めませんか?

スキー、観光、滞在期間など自由自在にアレンジ可能

優雅なバカンスを!

 ヨーロッパのスキーリゾートは通常一週間単位(土曜日から翌土曜日の7泊)のホテル予約が原則です。しかし、世界中から多くの観光客を迎えるグリンデルワルトは冬でも柔軟に対応。最低5日から宿泊できるので、お仕事で忙しい人や長い期間留守をするのが難しい方にも5泊7日で4日間のスキーが楽しめます。
スキーをしないご家族連れやスキー&観光をご希望の方にも、この地方は登山鉄道やロープウェイなど交通網が発達しているので、ユングフラウヨッホ観光、シルトホルンやフィルストの展望台へ誰でも簡単に往復できます。家族や友人がスキーをしている間、オープンテラスでゆったりとティータイム、読書、日光浴など・・・名峰と爽やかな空気に包まれた贅沢なひとときをお過ごしください。また、地元の人に倣ってウィンターハイキングやソリはいかが?整備された専用コースがあり手軽にスイスの冬の楽しみにチャレンジできます。
グリンデルワルトのメインストリートにはお土産店、チョコレートやチーズの専門店、スポーツ店が軒を連ねアフタースキーも充実です。日本人登山家の足跡が残る郷土博物館もあります。
さらに、グリンデルワルトはスイスの中心部に位置しているので、鉄道を利用すればスイスの首都、世界文化遺産の街並が見事なベルン(片道約1.5時間)やカペル橋で有名なルツェルン(片道約2.5時間)にも日帰り観光が可能です。

テルライド&アスペン(アメリカ)

水澤 史

水澤 史 Mr. F.P.MIZUSAWA

世界屈指の雪質と積雪量を誇るアメリカンロッキー。独創的なレイアウトがあらゆる斜面を楽しませてくれるコロラドの真珠「テルライド」、そしてアメリカが誇る最高級リゾート「アスペン」。パウダースキーとチャレンジスキーをコンセプトにゲレンデ、ロング、バックカントリーなどのスタイルを超越したアメリカンロッキースキーの魅力に迫ります。

新たな価値観と無限の可能性を追求できる魅力的なテルライド

テルライド

 日本からコロラドの奥座敷「テルライド」へは、デンバー空港を経由してさらにニューメキシコ州にほど近いデユランゴ空港まで国内線で乗り継ぎます。そこから車で約3時間、サンホファン国立公園内に聳え立つアメリカンロッキーの景観と、ビクトリア調の面影を残すテルライドの街に到着です。スキーイン・スキーアウトが可能な標高約2600mもあるマウンテンリゾートを滞在ベースにして、標高差1350m、コース数115、グルーミング、オフピステ、ツリーランが凝縮されたダイナミックなスキーイングが楽しめます。
テルライドの最大の魅力は、ユニークなコースレイアウトにあり、パウダー、スティープ、ツリーランという北米バックカントリースキーの醍醐味を、快適なリゾートに滞在しながら楽しめるところです。他のスキーエリアでは体験できない、ここテルライドならではのイチオシエリアをご紹介しましょう。
まず、ゲレンデからリフトで簡単にアクセスできるオフピステの宝庫「ブラックアイアンボウル」です。レベル、体力に合わせてブラックダイアモンド、ダブルダイアモンド、トリプルダイアモンドとコースを選び、ハイクアップを15分、30分、45分と自由に選択し、変化に富んだバックカントリースキーが体験できます。
次に、穴場ながらパウダースノーがたっぷりと楽しめる「バルドマウンテン」です。雪崩のコントロールも行われるバウンダリー境界線内にひっそりと聳え立つ、手付かずの独立峰です。とくに降雪のあった翌朝は、パウダーフリークにはぜひともおすすめです。林間コースを外れたひっそりとした登り口からハイクアップをはじめて約40分、標高約4200mの山頂からたっぷりとパウダースキーイングが体験できます。途中から急斜面のツリーランへと斜面が変化し、最後はスキー場のコースへとアクセスできます。
テルライドスキーとは、アメリカンスキーの新しい価値観と無限の可能性を、ワンランク上の滞在をしながらも最大限に追求することができるパラダイスなのです。

エキスパートスキーヤーを永遠に魅了し続けるアスペン

アスペン

 戦後最初にヨーロッパからアメリカにスキーが伝来された、歴史と伝統のある高級スキーリゾート「アスペン」。アスペンといえば、ハリウッドスターが自家用機で乗りつけるセレブなイメージですが、実はアメリカでも標高、スケールともに最大規模を誇る本格的なスキーエリアーです。そして、アスペンの各スキーエリアからの眺望は、4000m級のキャッスルピーク、ハイデンピーク、マローンベル、ピラミッドピーク、スノーマスマウンテンなど、アメリカンロッキーの名峰が織り成す大パノラマがスキーヤーを感動させてくれます。さらに、エキスパートスキーヤーを唸らせるアスペンスキーエリアのとっておきのコースをご紹介しましょう。まず、アスペン最大規模を誇るスノーマスの山頂付近一帯に展開する「サークエリア」。なんとリフト、Tバーだけで、標高3800m地点までアクセスできてしまいます。そこから、ダブルブラックダイアモンドのオンパレードとなります。降雪の翌日には一面がパウダーとなり最高ですが、急斜面、ツリーランと一瞬も気が抜けない滑り応え抜群のロングオフピステが楽しめます。選択ルートが豊富なので、何回でも違うライン取りができるのも魅力です。また、サークエリア山頂付近から眺める美しいマローンベル、スノーマスマウンテンの雄姿も見事です。
もう一つのコースは、アスペンハイランドの超急斜面「ハイランドボウル」です。ゲレンデ山頂から雪上車に乗り込んで、遠くにピラミッドピークを眺めながらハイランドボウル入り口にアクセスします。足のすくむ稜線沿いのハイキングトレイルを、約30分~1時間慎重にハイクアップしていきます。目指すのは標高約3800mのハイランドピークです。ここまで登れば360度広がる大パノラマに、ハイクアップの疲れも忘れてしまいます。その爽快感にしばし浸って下さい。
しかし、エキスパート御用達のハイランドボウル。登ったからには、滑って降りなければ帰ることは不可能です。スキーを履いて立っているのも怖いほど、森林限界を超えた超急斜面が延々と続きます。一度、転倒すると途中で止まることは不可能なので、まさに細心の注意が必要です。滑り始めは覚悟を決めて、ジャンプターンや切り上がりをしっかりと行い安全に滑り降りるのがポイントです。標高差約500m、緊張感の連続の中、自分の体力と技術を駆使して滑り降りる醍醐味は、スキーヤーとして生涯忘れることはないでしょう。
この他にも、アスペンマウンテン周辺でのバックカントリースキーやキャットスキーまで、その選択肢は尽きることがありません。アスペンの魅力とは、単に高級リゾートという側面だけでなく、実はエキスパートスキーヤーを存分に満足させてくれるスノーマス、アスペンハイランド、アスペンマウンテン、バターミルクの4つのスキーエリアが集結した「パワーオブ4」と呼ばれるスノーフィールドという素材の凄さだといえるのです。コロラドが誇るテルライド、アスペンともに来年1月からソルトレイク直行便が就航し、さらに日本からのアクセスが便利になるので、ぜひともご注目下さい。

レベルストーク(カナダ)

小瀬 信広

小瀬 信広 Mr. N.KOSE

ヘリスキーで有名なCMHの本拠地エリアとして話題のレベルストークスキーエリア。今シーズン2年目を終えたフェロースキーのレベルストークツアーは昨年比400%の人気のディスティネーションへと成長しました。

晴天の日には、ハイクアップでグレーリーボウルやアッパーサウスサイドへ

レベルストーク・イメージ

 マウントマッケンジー(2,456m)にゴンドラ、リフトを設置し「リフト・キャット・ヘリでパウダースキーイング」をコンセプトに建設されたレベルストークスキー場。(レベルストーク・マウンテン・リゾート、以降RMR)今後も15年以上の開発計画が予定されている一大リゾート地です。
最大標高差は1,713mと北米ナンバー1、エリアは大きく3つに分かれています。正面のフロントサイド、ノースボウル、そしてキャットスキーエリア。キャットスキーエリアは狭すぎて実際にはあまりキャットスキーには使用させていません。近い将来、ゲレンデの一部になる事を期待します。コースレイアウトは急斜面が多く、基本的には中・上級者向けのスキー場ですがグルーミングされたコースもいくつかあるので広いレベルのスキーヤーに対応しています。
一つひとつのコースは幅・距離ともに十分広く長くとても滑り応えがあります。最長コースは、何と15㎞以上もあります。このエリアに来る方は、パウダースキー派がだんぜん多いと思いますが、おすすめはやはりノースボウルのオフピステエリアです。ゴンドラ、リフトと乗り継いで山頂左の入口から板を担いで約5分。トラバースしてノースボウルへとアクセスします。このエリアには、見晴らしの良いボウル状のエリアは手前に一つ、奥にもう一つ、そしてツリーランのエリアがあり、お好みによりそれぞれの楽しみ方が可能です。
また、私のおすすめとして、晴天に恵まれたら朝一から山頂リフト降り場右からすぐハイクアップして、急斜面をノースボウルへと続くグレーリーボウルや穏やかな斜面と景観が素晴らしいアッパーサウスサイドの2本を滑走する事です。ハイクアップが少しきついですが、この2本のためにレベルストークに来ても良いくらい価値あるコースです。
食事もおいしくハンバーガー以外に、中間のミッドステーションロッジはパスタを、下ならゴンドラ乗り場まえのロックフォードレストランで「丼料理」を注文してみて下さい。

ハイコストパフォーマンスのK3社キャットスキーで極上パウダー

キャットスキー

 私のおすすめするレベルストークエリアのツアープログラムは、RMR滑走とキャットスキーかヘリスキーを数日入れる事です。
キャットスキーは、RMRが運営しているキャットスキーはほとんど催行しないので、フェロースキーでは今シーズンから「K3社」の1DAYキャットスキーを選択しています。12月中旬から4月中旬までほぼ毎日催行している信頼できるキャットスキー会社です。すくなくとも2日間連続での申し込みをしましょう。
オープンスロープ、ツリーランそして急斜面とバラエティに富んだコースを1日8~10本以上(滑走距離は500~700m)滑りことが可能です。ノースエリアのK3サミットは、周辺で一番高所。2,250mからの滑走は、軽くディープなスキーが可能なおすすめコースです。途中疲れてもキャット内で休憩が可能なので、ガンガン滑る派の方から無理なくパウダースノーを楽しみたい方まで幅広く対応してもらえるのも魅力でしょう。
そして、キャットスキーのもう一つの魅力は、何と言ってもそのコストパフォーマンスの高さです。ヘリスキーの約半分以下の料金(2日間で約75,000円)です。パウダースキーのみやりたい方は、キャットスキーのみ4日間コースなんていうのも検討できます。私もこんなキャットスキーツアーを考えています。
ただし、コストパフォーマンスが高い分、ヘリスキーに比べ1本の滑走距離は短く、そして予約するのも一苦労。少なくとも3ヶ月以上、理想は5ヶ月前の予約が必要となります。現地にいってからの予約はほぼ無理です。

極上パウダーと脅威の催行率セルカーク・タンジャーズ・ヘリスキー

 もう一つのパウダーの楽しみ方はヘリスキー。RMRが運営している「セルカーク・タンジャーズ・ヘリスキー」が一押しです。
このエリアでの最大の魅力は極上パウダースノー!空気が乾燥しておりアスピリンスノーを体験できます。軽さは滑走する上で重要な要素で、皆さんが想像するイメージそのものの理想パウダーがここにあるのではないでしょうか?世界で一番のパウダーといっても過言ではない程、素晴らしいパウダーです。
もう一つの注目すべきポイントは、驚異の催行率にあります。通常ヘリスキーというと天候に左右され申し込んだものの飛べなかったという悔しい思いをした方も多いのではないでしょうか?しかし、セルカーク・タンジャーズなら安心です。
催行率90%という驚異的な数字を誇っています。私のツアーで参加した時も曇りで雪がちらついていましたが他社は催行しなかったのですが、私達は飛ぶ事ができ氷河エリアやオープンスロープ、そしてツリーランを楽しませてくれました。累積滑走標高差は3~4本で3,000m保証。オープンスロープ、急斜面、氷河滑走、ツリーランと存分にパウダーを楽しんで下さい。

パークシティ(アメリカ)

澤 宏太郎

澤 宏太郎 Mr. K.SAWA

アメリカ・ユタ州のパークシティエリアは、世界的にも有数の豪雪地帯。各スキー場とも10~15mの平均積雪量があり、パウダーフリークにはたまらないエリアです。今回プレステージ企画で開催したツアーのコンセプトは、コースはもちろんバックカントリーも積極的に滑るというもの。皆さん、サラサラのシャンパンスノーを満喫されたようです。

平均降雪量はなんと10~15m!スキー場へのアクセスも楽々

パークシティのパウダー

 世界的にも有数の豪雪地帯であるアメリカ・ユタ州のパークシティエリア。年間の平均降雪量が10m~15mというのは、スキーエリアとしてはまさに世界でトップクラスの降雪量です。太平洋からの湿度を含んだ雲が、アメリカ大陸で最初に遭遇する高山がロッキー山脈の中のワサッチ山脈(3500m)。アメリカのロッキー山脈にかかるコロラド州、ワイオミング州なども同じ条件で雪の多いエリアですが、このエリアがさらに豪雪地帯となるもう一つの要因は、琵琶湖のなんと17倍もの面積を持つグレートソルトレイク(湖)です。太平洋からの湿度に加え、ソルトレイクからの湿度も加わるために、このエリア独特の豪雪が生まれるのです。
水源が近いと雪も湿っているのでは、とも考えてしまいますが心配はご無用です。この辺りは標高が高く、州都のソルトレイクの街でも標高1400m、パークシティのベースは2000mとなるので、雪質も極上のサラサラのシャンパンスノーです。景色はさておき純粋にパウダーを滑りたいというスキーヤーにはぜひおすすめしたいエリアです。
また、このエリアはスキー場のホテルまで、ソルトレイクシティ空港からわずか30分でアクセスできてしまうのも魅力。さらに2009年から、成田~ソルトレイクシティ間にノースウェスト航空の直行便が就航することによって、成田から11時間のフライト+30分のバス移動でホテルまで到着。これは大きなアドバンテージです。
それでは、パークシティとその周辺のスキー場を紹介していきましょう。

【パークシティ】

パークシティーのパウダー

 ここは2002年ソルトレイクオリンピックのアルペン競技のメイン会場となり、ワールドカップも頻繁に行われているのでご存知の方も多いと思います。この辺りでは、コースレイアウトが一番まとまったスキー場で、グルーミングされたコースの整備はイタリアのスキー場のゆおに完璧。それでいて深雪が滑れるコースも意図的に残されています。林の中はパウダーを滑るのには最高で、木の間隔も4~5m程度の広いところが多く、快適に林間パウダーを滑ることができます。
このスキーエリアでのおすすめパウダースポットは、ジュピターボウル。リフトトップから左右どちらにもトラバースしてバックカントリーエリアへアクセスできます。また、パイオニアリフトから奥にトラバースして林を抜けたオープンスロープでは、素晴らしいパウダーに遭遇しました。

【ディアバレー】

高評価のディアバレー

 このスキー場の規模は、パークシティエリアの中では一番小さいですが、アメリカのスキー雑誌のスキー場ランキングでもしばしば1位に輝くほどの高評価を受けています。スキーヤーオンリーというのも特徴で、とてもいい印象のスキー場です。3つのエリアの中で、斜面整備は一番丁寧に行っているようで、まさに快適そのもの。また、林間では適度に開いたオープンのパウダーゾーンもあり、このエリアを探すのも楽しみの一つといえます。とくに、エンパイアエクスプレスリフトからトラバースしてアクセスしたパウダーエリアは最高でした。

【キャニオンズ】

キャニオンズのバックカントリー

 3つの中では最大の規模を誇るキャニオンズ。今回はこのスキー場にベースを置きました。最近エリアを拡張していることもあり、まだ発展途上のエリアというイメージ。ただし、パックカントリーエリアでは3つの中では一番滑り応えあり、ダブルブラックの林間コースなどは、スキーの幅くらいしかない急斜面が続き、まず日本ではお目にかかれないロケーションです。
また、9990リフトからは両方向に滑り出せますが、どこへ向かってもダブルブラックしかない強者向けのエリアです。ここからトラバースして10分ほどハイクアップすると、素晴らしい斜面にアクセスすることができます。

【スノーバード&アルタ】

アルタでのシャンパンスノー

 パークシティから車で約1時間のスノーバードは、ソルトレイクシティ周辺のスキー場でも地形の影響で、湖からの雲が流れ込みやすく、エリアトップの積雪量を誇ります。07/08シーズンは、なんと年間20mもの積雪があったとか。世界的にも地球温暖化が叫ばれ積雪量が軒並み少なくなっている中、スノーバードの積雪量は過去最高を更新しました。我々が行ったときもちょうど天候が悪く、雪の「どちゃ降り」状態。ガスではなく雪がガンガン降って、視界が20mくらいしかないといった状況でした。ここはダブルブラックのオンパレード!ひと山丸ごとどこを滑ってもいいようなレイアウトで、中級者から上級者以上のパウダー好きなスキーヤーにはもってこいのスキー場です。バックボウルとなっているミネラルベイスンはパウダーの宝庫。今回は残念ながらミネラルベイスンには悪天候で行けませんでしたが、次回はぜひチャレンジしたいボウルです。また、隣接するアルタスキー場にもパウダー狙いのスキーヤーが集まります。

エアカナダ、トロント直行便就航記念

世界遺産、カナディアンロッキーを滑る(カナダ)

水澤 史

水澤 史 Mr. P.MIZUSAWA

2010年3月末よりエアーカナダがカルガリー直行便を就航するので、バンフでの”世界遺産スキー”もアクセスが便利になり、より身近に体験することが出来ます。
弊社では、3月末以降ご出発のカナディアンロッキースキーエリアへのツアーも、もちろん設定がございます。この機会に是非”世界遺産でのスキーイング”を体験してみませんか?

世界遺産を滑るという「新しい価値観」

世界遺産のスキー場

 世界遺産で海外スキ-を滑るという新しい価値観は、大自然との調和を心底楽しめること、大自然に敬意を払うことかも知れません。世界中のスキ-エリアで世界遺産に指定されたスキ-エリアは、バンフからジャスパ-に連なるカナディアンロッキ-で有名な「バンフ国立公園」をはじめ、北イタリアの「ドロミテ山群」、そしてオーストリアの「ダハシュタイン山塊」です。
この地球上にある自然が織り成した貴重な造形物として、大切に保護してこのままの姿を後世に残して行かなければなりません。よって指定区内では勝手に人工物を造作してはならない、動物にエサを与えてはいけない、植物をとってはいけない、ゴミを捨ててはいけないなど徹底した保護管理がされており、守らないと罰則があるほどです。
この地で滑るスキ-ヤ-の一人ひとりがその責任と意識を認識し、素晴らしい世界遺産を滑るという「新しい価値観」を体験してみましょう。

世界遺産を滑る一押しのカナディアンロッキ-(バンフ国立公園)

カナディアンロッキースキーエリア

 ユネスコ世界自然遺産に登録された雄大なカナディアンロッキ-とバンフ国立公園。イエロ-スト-ン(アメリカ)、ロイヤル(オーストラリア)と続いて世界で3番目に古い国立公園として、その規模は勿論、そこの息づく豊富な動植物の種類や国立公園を管理するパ-クスカナダによって徹底して保護されています。
カナディアンロッキ-の大部分に位置するバンフ国立公園は、大自然を大切に保護しながら私たち人間と共存している素晴らしさも世界遺産に値する所以です。
冬は抜群の雪質を誇る3,000m級のカナディアンロッキ-スキ-エリアには、バンフ、レイクルイ-ズの街から10分~40分でそれぞれアクセスできる「マウントノ-ケイ」、「サンシャインヴィレッジ」、「レイク・ルイ-ズ」などの変化に富んだスキ-エリアが点在しております。雄大なカナディアンロッキ-の山々もよく観察してみると、それぞれ独特な形や様相をしており、各スキ-エリアやトレイルによってその見えかたも様々です。
さらに極上なパウダ-をエンジョイしたスキ-ヤ-には、ヘリスキ-もバンフ国立公園の周辺で楽しむことができます。勿論、滞在するバンフ、レイク・ルイ-ズの町も国立公園内に位置しているので人間より、動植物の方が何においても優先であり、大自然を敬いながらスキ-をさせてもらっているという少し謙虚な気持ちになってしまうかも知れません。
この時代だからこそ、大自然への敬意と神聖な気持ちを新たに持って「世界遺産・カナディアンロッキ-エリア」を滑ることは大きな充実感を味わうことができます。

エアカナダ、トロント直行便就航記念

オーロラ&スキー(カナダ)

小瀬 信広

小瀬 信広 Mr. N.KOSE

2009年2月にオーロラを初めて見たとき、鳥肌が立つほどに感動したことを今でも思い出します。雲がなく満天の星空に輝くオーロラ・・・やはりオーロラ出現率世界一といわれるイエローナイフがオススメです。
もちろんオーロラの後の世界自然遺産、カナディアンロッキー山脈でのスキーも最高の雪質と景観でたっぷりと楽しめます。

「世界遺産と自然の神秘を肌で感じる」という贅沢な時間の過ごし方

カナダでスキーとオーロラを楽しむ

 スキーとオーロラが楽しめる地域は、世界に、アラスカ、北欧など何箇所かありますが、規模、雪質、景観のどれをとっても本格的なスキーができオーロラの見える確率が高いエリアは、なんと言ってもカナダでしょう。
カナダスキーでは、ウィスラーも有名ですが、特に世界遺産にも指定されているカナディアンロッキースキーエリアをおすすめします。ユネスコ世界自然遺産に登録された雄大なカナディアンロッキーとバンフ国立公園。アスピリンスノーを誇る3,000m級のカナディアンロッキースキーエリアには、マウントノーケイ、サンシャインヴィレッジ、レイク・ルイーズなど個性的なスキー場が点在しています。
世界遺産の中、大切に保護された大自然に直接触れ、感動的なカナディアンロッキーの素晴らしい景観を間近に、ここだけの特別なスキーができます。
また、オーロラ鑑賞でのおすすめは、世界で一番オーロラの見える確率が高いと言われているイエローナイフです。私たちが見ることのできる自然現象の中で、最も神秘的で美しいオーロラ。オーロラで有名なイエローナイフへはカナディアンロッキーからは、カルガリー国際空港から約2時間で移動することができます。
私も2009年2月、オーロラを鑑賞しました。ホテルから車で約30分、オーロラヴィレッジにある凍りづいたオーロラレイクのティーピー(テント)に到着。
オーロラが出るまでは、ティーピーで待機です。突然、外から「オーロラが出ました」の声。全員が外にでると「おぉっ」という大歓声です。幸運にも、初日から大空に緑に揺らめく素晴らしいオーロラを見ることができました。
オーロラを見たときの感動は言葉で表すことはできませんが、私の場合、「うわぁ~」と言ったきり、口をあけたまましばらくの間、立ち尽くしていました。言葉を失うというのは実にこの事だと思います。
空を見ながら、頭の中を様々な思いが通りすぎていきました。しばらくして我に返るとその感動を形に残そうと今度は写真撮影に無我夢中です。気温は、-30℃くらいだったと思いますが、寒かった事などは何一つ覚えていません。あっという間に過ぎた2時間でした。
カナディアンロッキーとオーロラの感動は、必ずや一生の宝物になるでしょう。ぜひ、皆様も世界遺産と自然の神秘を肌で感じて下さい。

オーロラ鑑賞は、カナダのイエローナイフが世界一?!

イエローナイフはオーロラ出現率高い!

 カナダ、ノースウエスト準州のイエローナイフは、他に類を見ないほど、大変高いオーロラ鑑賞率を誇っています。
内陸気候で、海から離れ、周りには山脈もなく平坦な立地などが晴天率の高い理由の一つでしょう。それに増してなによりも、オーロラベルトと知られているオーロラの環(オーバル)が、絶えず真上にあるからです。
オーバルは太陽風の活動とともに常に変化しています。太陽風が活発な時には、オーバルは南に太くなり、弱い時は細くなるのです。オーバルの北側の位置は、ほぼ固定されていて、イエローナイフはオーロラ活動が強い時でも、弱いと言われている時でも常にオーバルの下に位置しているようです。
と、いうことは、オーロラがいつもよく観えるのです。

オーロラは、どうして光るのか?!

イエローナイフでの満天の星空とオーロラ

 オーロラについて少し難しい話をすると、オーロラとは、太陽の活動によって発生する“太陽風”の中にある電気を帯びた粒子が、地球の磁力に引き寄せられ、大気圏に突入する時に起こる衝突のエネルギーが光となる自然現象です。
大気中には、酸素原子や酸素分子、窒素分子など様々な物質がありますが、これに電気を帯びた粒子(=高粒子プラズマ分子)が高速で衝突します。大気中の分子は衝突されてエネルギーを与えられ、通常とは違った不安定な状態になり、それをまた正常な状態に戻そうとして余分なエネルギーを「光」として放出するのです。

ザルツブルガーランドスキ-(オーストリア)

水澤 史

水澤 史 Mr. P.MIZUSAWA

1911年にオ-ストリアのテオドール・フォン・レルヒ少佐によって日本の上越市にスキーが伝来されて以来、100年目の記念すべきこの年にプレステージ企画を設定し、今シーズンはシリーズ企画にふさわしいデスティネーションとして「ザルツブルガーランドスキー」をぜひともご紹介したいと思います。

【壮大なザルツブルガーランドを滑り倒す!】

ザルツブルガーランドスキーイメージ

 すでにオーストリア好きなリピーターの皆様は、サンアントンにはじまりゼルデン、バドガシュタイン(スーパースキーアマデ)と体験された方もいらっしゃると思います。
その次なるオーストリアスキーとは、世界選手権も開催されたザールバッハに滞在して周辺に点在する極上のスキーエリア、極上の斜面を滑り捲くる壮大なスケール感をたっぷりと全身で体験することがコンセプトです。
ザールバッハスキーエリアなど既にご存知かも知れませんが、フェロースキーが是非とも提案したいのが、ザールバッハ滞在で可能な限り壮大な「ザルツブルガーランド」を滑り倒すことです。

オーストリアアルプスは、ヨーロッパアルプスが終焉する東部に位置するため標高こそ2,000m~3,000mと中央のスイス、フランスと比較するとそのピークは低く誰もが知る名峰こそありません。
しかし、魅了的なグロースグロックナー(3,798m)、キッツシュタインホルン(3,203m)といったオーストリアを代表する独立峰は勿論、ヨーロッパアルプス最大規模を誇る「ホーエタウエルン国立公園」の大自然が織り成す調和した絶景大パノラマにこそ特徴があります。
爽快感とザルツブルグ州を中心におとなりチロル州、シュタイヤーマルク州に隣接する合計33ものスキー場を数シーズンかけて制覇できるとてつもない規模にオーストリアスキーの凄さを思い知らされてしまいます。

【ザールバッハに滞在して未体験のコースを制覇】

スーパースキーアマデといえば、「バドガシュタイン」滞在、「シュラドミング」滞在によって、ダハシュタイン氷河も含めてかなり広範囲のスキーエリアを滑走できることと思います。しかし、それでも未体験のスーパースキーアマデを残しては何故か心が落ち着きません。そこでザルツブルガーランドスキーの滞在地として一押し高級リゾート「ザールバッハ」(標高1003m)に滞在してヒンターグレム(標高1060m)、レオガン(標高1071m)の村を経由して各スキーエリアの標高2,000mの山頂付近までこの地区だけで合計約200km、55のスキーリフト、ケーブルカーを駆使して広大なピステ、急斜面のロングコース、ツリーランを含めたオフピステを滑りまくります。
山頂付近から眺めるグロースグロックナー、キッツシュタインホルン、ダハシュタイン山塊などを眼下に広がるオーストリアアルプスの大パノラマから探して、今まで滑ったことがあるエリアや方角を確かめるのも楽しいものです。

ザールバッハスキーの魅力は、これほどの規模でもバスを使用せずに体力と気力があれば滑り渡ることができるレイアウトの素晴らしさです。上級者、エキスパートスキーヤーがノンストップで変化に富んだスキー場の数々を梯子スキーをしながら駆け抜けるといった感じでしょう。
車で走れば相当な移動距離を、スキーをつけて山谷を越えて行けるスキーの起動力がなんとも素晴らしいことです。
アフタースキーはオーストリアならではのアプレスキーがディナー前のひと時をスキー場のバーで立ち飲み、仲間同士でプロースト!毎回はさすがに大変ですがこれも楽しくオーストリアスキーの文化なのだとひしひしと伝わってきます。

【スーパースキーアマデの未知のエリアを滑ろう(MALIA ALM~MUHLBACH往復)】

マリアアルム・コース案内図

 ザールバッハから専用車で約40分、中世の家々がそのまま使用されているザッツフェルデンの街を経由してスタート地点、マリアアルムへ向かいます。ここからゴンドラ、リフトを乗り継いでアベルグランデック(標高1900m)へ上がります。
遠く南側にグロースグロックナーを眺めたら、ヒンタームースの谷を眼下にロングコースを滑り降ります。
リフトで登り返して次なる山村、ディエンテンの寒村に滑り込みます。狭い山岳ロードを渡ってウオスタホーエ(1730m)へ上がります。正面にはホッホコニッグ(2,941m)の石灰岩質の山群が迫ってきます。やわらかい石灰岩質の山肌が風化によって削られて大きな窪みを形成し、赤茶けた鉄分の多い地層が遠くから眺めるとまるで人が歩いている姿に見えてしまいます。ちょっとスキー滑走をやめてホッホコニッグの全容を撮影してみるのも良いでしょう。
コロマゼックの山頂付近をバックにトラバースするとサンシャインヒュッテへアクセスでき、あとはムーヒュベルグまでひたすら滑っていくことができます。移動距離は往復で約32km~35kmぐらでしょうか。斜面構成、景色ともに素晴らしく総延長150km、スキーアマデの最後を飾るに相応しいスキー遠足です。

【限りなく続くザルツブルガーランドスキー】

ザールバッハ滞在中に晴天ならぜひとも氷河を頂くキッツシュタインホルンで極上の雪質と絶景を満喫されるのがお勧めです。上級者、エキスパートスキーヤーなら滞在中1日、ミッタージルからキッツビューエルのスキー遠足やザールバッハからヒンターグレムそしてシールをつけてチロル州のキッツビューエルまでツアースキーまでも可能なのです。
無限大に広がるザルツブルガーランドスキーを何度か、その度にベース滞在地を変えて広範囲に滑り渡るという楽しみ方は、オーストリアアルプスの奥深さとオーストリアスキ-ならではの雰囲気を存分にご体験いただけます。

マドンナ・ディ・カンピリオ(イタリア)

神崎 裕一

神崎 裕一 Mr. Y.KANZAKI

ヨーロッパ屈指の高級リゾート地、マドンナ・ディ・カンピリオ。
「草原のマリア様」という意味のこの地は、イタリアの世界遺産ドロミテ山塊の西端に位置する由緒有るスキーリゾート地です。
ワールドカップのスラローム競技のコースとしても知られていますが、初級・中級者コースだけでも充分楽しめるコースで、ゆったりとスノーバカンスを楽しみましょう。

【世界自然遺産のドロミテに位置する人気の山岳リゾート】

マドンナ・ディ・カンピリオ

 成田空港から直行便でミラノへ。ミラノから約4時間のドライブでブレンタドロミテの麓にあるマドンナ・ディ・カンピリオに到着です。海抜約1,500mの街を挟むようにドロミテ山塊を間近に望むグロステエリア、夏はハイキングコースとしても人気のあるチンクエラーギエリアのスキーコースが作られています。チンクエラーギエリアからは隣の谷のヴァル・ディ・ソレ(太陽の谷)のマリレヴァ、フォルガリダまでリフト、ゴンドラを乗り継ぎアクセス可能です。 来シーズンリフトで接続予定のピンゾーロは、地図で見ると小さなスキー場に見えますが、実際に滑ってみてその良さがわかるエリアです。特にトップのドス・デル・サビオンからの眺めは一見の価値あり。チマトッサ(3,175m)の岩稜が目の前に迫り、カンピリオ方向を見ると谷の奥に町並みとスキーエリアが意外と近くに感じられます。

【高山病の心配もなく、滑り応えのあるコースが揃う】

マドンナでゆったりスキーバカンス

 2012年12月にはワールドカップ開催が予定されるなど、滑り応えのあるコースもあるものの、初級・中級コースだけでも十分楽しめるのがこのエリアの特長のひとつ。またエリアのトップが標高2,500mほどと、高山病の心配、体への負担が少ないのも安心できるポイントです。

街にはブランド品などのファッションのお店からやセンスの良いスポーツショップ、地元の食材等を売るお店などが軒を連ねます。このお洒落な雰囲気はさすがイタリアと言ったところです。規模はそれほど大きくありませんが、アフタースキーにのんびり散策やウインドーショッピングでお気に入りの小物など探してみてはいかがでしょうか。

フェローで主に利用するホテルの最上階にはスパ設備があり、アフタースキーをサウナ、ジャグジーでのんびり体をほぐしていただけます。リラックスルームからは正面にスキーコースを眺めることができ、ゆったりとしたスキーバカンスを実感していただけます。スキーに行く際はホテルを出て目の前にゴンドラ乗り場があるので、スキー場へのアクセスの良さも抜群。長い距離を歩いたり混雑したスキーバスに乗ったりのストレスがありません。ホテルの食事も前菜、メインなどお好きなメニューをお選び頂ける上、量も日本人向けに調整してくれるのも嬉しい心遣いです。

【整地された中斜面から氷河までバリエーションの多いスキー環境】

ツアーでは1日パッソ・トナーレへの遠足にご案内。車を1時間ほど走らせると道を挟んで両側に広がるパッソ・トナーレ(トナーレ峠)のスキーエリアに到着です。片側にはTバーを含めて10本以上のリフトが横に並ぶ幅広い斜面が広がります。また気持ちよく滑れる中級レベルの1枚バーンが多く、カービングで飛ばしたり、景色を眺めながらゆっくりシュプールを描いたりとどんな方でも楽しめます。道を挟んで反対側のトップは海抜約3,000mの氷河エリアで抜群の雪質と滑り応えのある斜面を誇ります。特にゴンドラ駅のパッソ・パラディソからベースまでの上級コースはエキスパートも大満足のバーンです。足前に自信のある方は是非チャレンジしてみてください。

【ハプスブルグ家ゆかりのスキー歴史があるリゾート地】

ヨーロッパ屈指のリゾート地で美味しいイタリアン

 もともとカンピリオは巡礼者のための修道院と湯治のスパで知られる街でした。そこがハプスブルグ家の貴族をはじめとする上流階級の人々に休暇を過ごす場所として好まれるようになりました。そして19世紀終わりにはオーストリア皇帝フランツヨゼフとシシィが訪れた由緒あるリゾートなのです。現在でもハプスブルグ家の末裔が訪れるイベントがあることでもその伝統が伺い知れます。そしてこの地にスポーツとしてのスキーが入ってきたのが1910年のこと。それまで冬は観光の閑散期として考えられていたところに、イギリス人グループがスキーを持ち込んだのです。
その後、冬のリゾートとして発展を遂げ1957年にはイタリアで最初のワールドカップレースが開催されることとなります。スキー伝来から100年の時を刻み、スキーコース、ゴンドラ等の設備も年々発展を遂げています。

フェローで久々に再開したマドンナ・ディ・カンピリオツアー。ゆったりとアルプスのリゾートを楽しみたいスキーヤーにお勧めしたいエリアです。

アルタ・ヴァルテリーナ(イタリア)

水澤 史

水澤 史 Mr. P.MIZUSAWA

2011年2月5日出発の「アルタ・ヴァルテリーナ9日間」にご参加いただいたお客様全員がヨーロッパ、北米を何度も体験された方ばかりで、アルタ・ヴァルテリーナのエキスパートウィークといった1週間でした。ご参加された皆様、改めて有難うございました。
今回のレポートはその際の行程にあわせ、アルタ・ヴァルテリーナの素晴らしさをご紹介いたします。

【海外スキー本来の”滑る”を体感できる最適なスキーエリア】

地図:アルタ・ヴァルテリーナ(イタリア)

 本来、ヨーロッパスキーとは美しい景色を見ながらゆったりとリゾートライフを過ごすというのが一般的ですが、この「アルタ・ヴァルテリーナ」は違います。
ここでは、海外スキー本来の標高差、滑走距離、オフピステ滑走をとことん体験して頂けることを重視したコンセプトで立上げました。
勿論、「アルタ・ヴァルテリーナ」というのは、地域やスキーエリアの総称であり、すでにご存知の方もいることと思います。
しかし、弊社が注力したのは、そのデスティネーションが持つ可能性をさらに専門店のノウハウを駆使してコーディネートすることによって、数倍にも面白さを大きくして体験して頂くということです。
つまり、専用車を駆使したり、オフピステ滑走を取り入れたり、滑るルートを構築することで単体ではなく、「アルタ・ヴァルテリーナ周辺+α」など従来のゆったりヨーロッパスキーの概念だけで物足りないと感じている上級者、エキスパートたちのニーズに存分にお応えし、凄い規模と極上のスキー体験をプロデュースできるNewスキーエリアなのです。
今シーズンより3ツ星ホテル使用・スタンダードコースも新登場!ご期待下さい。

【アルタ・ヴァルテリーナスキーエリアをダイナミックに滑り倒すフェロースタイル】

アルタ・ヴァルテリーナ

●1日目:足慣らしでもこれほどの規模を初日から楽しむ!
  「オーガ、イゾラッチャ」
ボルミオからバスで約15分、最もローカルなスキー場だが、規模は上に行けば行くほど広がり、ヴァルデントロの最奥の村、イゾラッチャからもゴンドラが山頂で交わるほどの規模です。比較的空いているので初日の足慣らしや、天気が悪い日の林間コース主体に滑ることもできるので滞在中には一度は行く価値があります。

●2・6日目:標高差約1,800mをダイナミックにダウンヒル滑降
  「ボルミオ2000&ボルミオ3000」+オフピステ
ワールドカップや2005年の世界選手権開催地でもあり、標高約3,000m、実際の滑走標高差は約1,800mは滑り応え十二分です。無駄な斜面は一つもなく、山頂から遠くに4,000m級の「ピッツベルニナ」、ステルヴィオ国立公園を臨む絶景も大きな魅力です。
斜面構成は上部から下部まで中急斜面の一枚バーンが連続するヨーロッパスキーではあまり体験できない滑り派向きなスキー場。
さらに大きな魅力は、ゲレンデと隣接する広大なオフピステです。標高差1,000mは余裕で滑れるアバランチコントロールがされた広大なボウルでのオフピステ滑走は、トラバース程度でゲレンデからアクセスできるので、標高差1,800mのゲレンデスキーと広大なボウルでのオフピステスキーとのコンビネーションプログラム(オフピステは約3時間で十分)です。
今回は海外スキー体験豊富なリピーターばかりでしたが、どの方々も口を揃えて、凄い、面白い、滑り応え十分だとスキー滑走そのものに大満足されていました。

●3・4日目:アルタ・ヴァルテリーナ最大級のスケール
  「リビーニョ」
アルタ・ヴァルテリーナ周辺では最大規模、標高も山頂で3,000mあり、スキー場からはボルミオよりスイスのピッツベルニナが近く眺めることができます。雪質も標高がベ-スで1,800mあるので、ボルミオより気温が低く豪雪地帯です。
フェロースキーなら専用車利用なのでリビーニョの街を挟んでトレパーレ地区から滑走しだし、南、北と広がる広大なリビーニョスキーエリアを十二分に滑走するかとができます。
リビーニョは滞在中2回、滑りに来ることを是非ともお勧めしたいです。スキー滑走後のリビーニョの街でワイン、ブランドを免税でショッピングする楽しみ大です。
リビーニョでのスキー滑走はかなりエキスパートでもノンストップで滑ると応えるかも知れません!
尚、リビーニョ、3,000m付近での山岳レストランのシッティングランチは参加者から高い評価を頂きました。雰囲気、味付け、盛り付け、スタッフサービスともに是非ともご期待下さい。

●5日目:ワ-ルドカップ開催地
  「サンタカタリーナ」
ワールドカップレーサ-、デボラコンバニョーニの出身地としても有名で、ワ-ルドカップが開催される。
標高差が1,400mもあり、ボルミオより規模は小さいですがオフピステ、ゲレンデと滑り応えいっぱいのコースレイアウトが魅力です。ボルミオからバスで約25分。天気も良かったせいか山頂のサニーバレ-からの山々の眺望はとても素晴らしく、開放感あふれるスキー滑走を楽しんで頂きました。
しかし、今年は1月~2月に掛けてヨーロッパアルプスに高気圧が停滞し、毎日晴天ばかりでこのサンタカタリーナ特有のパウダーオフピステ滑走はできず、重いクラスト滑走となってしまいました。

●「もう一つのスキー遠足」
上記のアルタ・ヴァルテリーナ周辺の3つのスキー場+オフピステで本来十分過ぎるほどなのですが、もしアルタ・ヴァルテリーナのリピーターが参加されたなら、最終日は専用車を駆使して40分~1時間圏内のアプリカ、トナーレの各スキー場に遠征することも面白いと思います。
また、ボルミオだけでなく広大なリビーニョ付近の峠のオフピステ滑走を取り入れたり可能性は無限大です!
今回はディナー時に「マドンナ・ディ・カンピリオ」のスキー遠足という話で盛り上がりましたが、結局遠いのでキャンセルし、ボルミオのオフピステ滑走組、ゲレンデでの標高1,800mのダウンヒル滑り納め組、スパ組と別れて思い思いにアルタ・ヴァルテリーナのスキー最終日を楽しまれました。

【アルタ・ヴァルテリーナ食、ワイン、滞在】

アルタ・ヴァルテリーナという閉ざされた秘境の地ながら、昔から深い谷間で育んできた郷土料理の数々は旅行者をさらに楽しませてくれる。手前のソンドリオ、ティラノは広いヴァルテリーナの谷間にあるぶどう畑で出来た、赤、白ともにワインが豊富。特に赤の「インフェルノ、スフェルザート」、白の「キャベンナスカ」などが美味しいです。
ボルチーニやマッシュルームも豊富に採れるので、パスタフンギ、カルパッチョ、リゾットに入れた郷土料理が美味しい。絶対にアルタヴァルテリーナに来たら食べてほしいのがピッツォケリ(お蕎麦のパスタ)、ブレザオーラ(牛ヒレの干し肉)、タレッジオチーズです。
また、ボルミオは中世から温泉が沸くとして、今もテルメが公共1つ、プライベ-トが2つあり、本格的な施設も完備しているので特に女性陣は滞在中、1日の午後はゆったりとスパの日などに充てられるのも贅沢かも知れません。

イメージ:アルタ・ヴァルテリーナ食、ワイン、滞在

【参加者されたお客様へのインタビュ-】

イメージ:参加者

●滑るエリア規模、コ-ス内容ともに上級者や滑り派にはたまらない!ヴァレアオスタもとても良かったがそれ以上に凄いスキ-エリアだと感じた。
スキー、スノーボードを真剣に滑ることに集中できる絶好のビッグフィールドです。
いつかまたリピ-トしてもっとオフピステを体験したい。

 (平野さん・静岡県)

クラブフィールド(ニュージーランド)

澤 宏太郎

澤 宏太郎 Mr. K.SAWA

バックカントリー好きなスキーヤーから俄然注目を浴びているニュージーランドのクラブフィールド。
今回のレポートはクラブフィールドの山小屋に1週間滞在し、クラブフィールドを代表するクレイギーバーン、ブロークンリバーを思う存分滑るスペシャルツアーの紹介です。アフタースキーでは、山小屋での国際交流も楽しいイベントです!

【クラブフィールドの概要】

クラブフィールド

 以前にも数回開催したことのあるニュージーランド・クラブフィールドツアーに行ってきました。現地ではネットはおろか、電話も繋がらない世界です。
クラブフィールドは元々、新雪やバックカントリー好きのクラブ員のみで運営されているエリア。ニュージーランドでは通常のスキー場をコマーシャルフィールドと呼んで、営利目的のエリアとクラブフィールドを分けて考えています。現在はクラブ員だけではなくビジターにも解放されているのです。

クラブフィールドの特徴はロープトゥーとナッツクラッカーを利用すること。通常のスキー場のようなリフトはなく、ロープだけがまわっています。それをナッツクラッカーという道具を使って登っていくのですが、これが最初はなかなか難しい。ただし、これさえクリアしてしまえば、山頂からはどこを滑っても未圧雪のオフピステ!バックカントリー好きにはぜひ滑っていただきたいエリアです。

またこのツアーのもうひとつの特徴は山小屋滞在。クラブ員によって運営されているロッジをビジターにも開放しているのですが、最少限の人数でまわしているのでゲストにも仕事が割り振られます。野菜を切ったり、盛り付けをしたりといったシェフのアシストから、食器洗い、リビングエリアの掃除などなど。ゲストには地元のキウィのほか、ヨーロッパやアメリカなどからのゲストも多く、これらの仕事を通してゲスト同士のコミュニケーションも生まれるので、一般の海外スキーとは違った雰囲気のなか国際交流も楽しめてしまいます。

【ナッツクラッカーを習得】

 スキー初日、雲ひとつない晴天!ご紹介したように、クラブフィールドの特徴、ナッツクラッカー。まずは腰にハーネスを装着して、ハーネスとナッツクラッカーをロープで結びます。簡単に言えば、このナッツクラッカーでロープをパチンとはさんで固定、ナッツクラッカーとハーネスで結ばれた自分が引っ張られて登っていくのです。ナッツクラッカーの装着方法は何通りかあるのですが、初めての方は下の写真の方法がおすすめです。

ナッツクラッカー1.ロープに触れないようにナッツクラッカーをロープの下から通して左手でそれをつかむ。 ナッツクラッカー2.右手をナッツクラッカーよりも前の部分でできるだけ腰の近くでロープをつかんでいくのですが、ここで一気に力を入れると前に飛ばされてしまうので、徐々に力を入れていくのがポイント。ジワーっと握っていって自分がロープと同じ速さまで動いてきたら… ナッツクラッカー3.左手で持っているナッツクラッカーをロープにはさんで握りなおします。握力が弱い人は両手で握ってもいいのですが、ロープが滑車を越える部分は指を挟まれると危険なので、滑車のそばだけは内側の手をはずすようにして登っていきます。

【クレイギーバーンでのスキー】

クラブフィールド・イメージ

 山頂ハミルトンピークに登り見渡すと、ニュージーランドの手付かずの自然の絶景が堪能できます。
そこから左右にトラバースラインがあって、自分の好みのラインからドロップしていくことができます。
最初はオープンスロープの安心して滑れる斜面から、徐々に急斜面の岩の間を滑る「シュート」へも挑戦していきます。この時期はバフバフのパウダーというわけにはいかないのですが、硬くしまった斜面が太陽を浴びて軟らかくなった「コーンスノー」がかなり面白いのです!
セミファットからファットスキーくらいの太さがあるとこのコーンスノーでもどんどん浮いてくるので、浮遊感もたっぷり楽しめます。

滞在中には少しですが降雪もあったので、かなりいい雪も滑ってきました。なかなか気持ちよさそうじゃないですか?バックサイドにはヘリスキーにも負けないような広大な斜面もあって、トラバースとハイクアップで移動していくと、まだ誰も滑っていないファーストトラックが至るところにあるのです!こんなところ滑ってみたくないですか?

ただクラブフィールドで滑っていると最初はものすごく疲れます。それは普段のスキーでは休めるリフトが、スキーよりも疲れるナッツクラッカーのため。
なのでエリア内にあるデイロッジにはランチタイムのほかにちょくちょく休みに入って、ビールタイムにしましょう!

またこのクレイギーバーンの隣にはブロークンリバーという別のクラブフィールドがあって、20~30分程度のハイクアップで行き来することができるのです。
ブロークンリバーはかつて7年前にここをベースにしてクラブフィールドツアーを組んだことのある想い出のエリア。ここはクレイギーバーンとはまた違った変化のある斜面も豊富で、1日楽しんで滑ってきました。

【山小屋での生活】

山小屋にて

 山小屋内部は、メインの建物の1階にボイラーやトイレ、シャワーなど、2階は厨房、レストラン/リビングエリア、3階はバーになっています。
このメインの建物の右に宿泊棟があり、2段ベッドが3つ入る6人部屋が基本で、その他にファミリールームなどがあります。施設の中はとても清潔で、シャワーのお湯の量も充分。暖かくて快適です。寝具も借りられるので、寝袋を持っていかなくても大丈夫。

この山小屋では前記の通り、ゲストにも仕事が割り振られます。ホワイトボードに名前と仕事の当番表が書き出されていて、1日1つの仕事がグループに割り当てられます。
中でも楽しいのはディナーの当番。シェフに指示されて野菜のカットや下ごしらえ、盛り付けなど普段家ではやらないような人たちが、イキイキと仕事をされていました!この仕事を通して山小屋のスタッフや他のゲストとの交流も生まれるので、普段の旅行ではまず味わえない体験もできます。

食事の後は写真を見たり、ゲームをしたり、他のゲストと話し込んだり、お酒を飲みながら夜は更けていきます。言葉の壁はあってもそこはみんなスキーヤー。同じ思いを持った仲間なのですぐに打ち解けて楽しい夜を連ねました。


今シーズンもこの企画を行っていきたいと思いますので、バックカントリー好きな方はもちろん、国際交流も深く楽しめるこのツアーにぜひ挑戦して下さい。お待ちしてます。

ヘリスキー・パウダーウィーク(ニュージーランド)

澤田 京一郎

澤田 京一郎 Mr. K.SAWADA

フェローNZツアー恒例、ヘリスキー・パウダーウィークに添乗してきました。
ニュージーランドスキーは、日本の真夏に本格スキーができるのが最大の醍醐味ですが、せっかく行ったらぜひ日本ではなかなかチャンスがない、オープンスロープでのオフピステ滑走を楽しみたいところです。
究極のオフピステ滑走といえば、やはりヘリスキー!NZならではとも言えるヘリスキー&オフピステ三昧の贅沢なツアーを例年企画しています!

【ヘリスキー・パウダーウィークの概要】

 NZで最も滑り応えのあるヘリスキー/ウィルダネス・ヘリスキー&メスベン・ヘリスキー。
パウダーウィークには、NZのヘリスキーの中で、最もエキサイティングなヘリスキーである、世界遺産でのヘリスキー「ウィルダネス」と、その隣接する山系アロースミス山系での「メスベン・ヘリスキー」が合計で3日もツアーに含まれています。
いずれも、1日で総滑走標高差3,000m以上の、スティープ&ディープを楽しむエキスパートスキーヤー・ボーダーに一押しの体験です。

NZヘリスキー・イメージ

【オフピステスキー@マウントクック】

 ウィルダネスは、世界遺産に指定されている国立公園内での滑走ができるという世界的に見ても稀有な体験ができると言う点でも、一度は体験していただきたいものです。
このウィルダネス・ヘリスキーは、クィーンズタウン(サザンレイクエリアコース)からも参加が可能ですが、マウント・クック国立公園に泊ることで、ホテルからヘリパッド(マウント・クック飛行場)へは5分。クィーンズタウンからだと低い催行確率が格段にあがり、費用的にもリーズナブルに体験できます。
昨年の添乗したツアーでは残念ながら天候が不順で、ウィルダネス・ヘリスキーが1日しか体験できず、メスベン・ヘリスキーが0日で、合計でも1日しかヘリスキーに行けず、その2日分については、皆様に日本ご帰国後にご返金することとなってしまいました。(※例年は3日できています!)
マウントクック国立公園内にはいわゆるスキー場はありませんが、国立公園周辺にいくつかのスキー場が点在しています。前半のマウントクック滞在中は、初日の足慣らしや、天候がヘリスキーに適さない場合は、それらのスキー場へご案内します。

・オハウスキー場

オハウスキー場

マウントクック村から1時間半くらいで行けるオハウスキー場は、晴れるとターコイズブルーのオハウ湖を眼下に望むロケーションが非常に美しいスキー場です。
添乗で行ったときはサラサラ雪。オンピステはアイスバーンもほとんど無く滑りやすかったです。
ただしオフピステは、直前の吹雪がよっぽど風が強かったようで、地形によっては風で飛ばされて岩やガレ場がむき出しになっているところも。
岩に注意しながらの滑走でしたが、恐れていたより滑りやすく、足慣らしとしては充分以上に楽しめました。

・ラウンドヒルスキー場

ラウンドヒルスキー場

昨年の添乗では、ヘリスキーを予定していたスキー2日目に、天候回復が遅れ、ラウンドヒルに。
マウントクックやテカポからは一番近いスキー場であるラウンドヒルは、NZ最大の標高差と、無尽蔵のオフピステバーンを誇るゲレンデ構成。
オハウ同様にターコイズブルーの湖を眼下に見る景色が素晴らしいです。目の前に誰もいなく、白い雪原とテカポ湖しか見えない景色に向かって飛び込んでいくように、新雪の中にフレッシュトラックを刻んでいく快感はたまりません。
最初はスキー場上部の視界が悪く、オンピステを中心に恐る恐る滑っていましたが、1時間くらい滑っていると視界が回復してきました。そこで俄然積極的にオフピステへ!!薄いながらも新雪が積もったオフピステを楽しく荒らしてきました。

【オフピステスキー@メスベン】

メスベンへリスキー・イメージ
マウント・オリンパス

後半のメスベン滞在でのメインイベントは、もちろんメスベン・ヘリスキーです!
滞在2日で1日はメスベン・ヘリスキー、もう1日がクラブフィールドに行きます。マウントクックで、ウィルダネスヘリスキーが1日しかできていないような場合は、メスベン・ヘリスキーに2日行きます。
前記の通り、昨年の添乗ツアーでは天候不順で(メスベンで1泊延泊されたお客様を除いて)メスベン・ヘリスキーが体験できなかったのですが、メスベンではその代わりにクラブフィールドを満喫です!
クラブフィールドは、オフピステフリークには夢のような、オフピステしかないスキー場。リフトが、ロープトゥしかないという点でも特殊ですが、オフピステ派にはぜひ一度は体験して頂きたいです。
昨年はクラブフィールドのマウント・オリンパスへ(澤の添乗レポートは”クレイギーバーン”です)。マウント・オリンパスは一番風当たりが弱いスキー場で、青空で穏やかな天気のもと、大自然感満載のスキーを楽しむことができました。
フカフカのパウダーはありませんでしたが、全体的に締まった粉雪でアイスバーンもなく、オフピステオンリーの自然のままの斜面にシュプールを刻んできました。スキーヤー・スノーボーダーは少なく、思い思いのラインを誰にも邪魔されずに滑れます。
なおメスベン滞在中は、天候や状況によってはマウント・ハットスキー場でのオフピステガイドにご案内する場合もあります。

去年、添乗させていただいたツアーは(再三ですが)ヘリスキーがウィルダネス・ヘリスキーの1日しか体験できず残念でしたが、それでもこのツアーではNZにたくさん存在するオフピステエリアを求めて滑りまくります!
上記のオハウ、ラウンドヒル、マウント・オリンパスを初めとしたスティープ&ディープのオフピステを滞在中、可能な限り追い求めて滑るツアーがこの「ヘリスキー・パウダーウィーク」なのです。
今シーズンから到着日の宿泊を「テカポ」に変更したことによって、初日移動の負担軽減やマウントクック周辺スキー場へのアプローチが楽になりました。
オフピステフリークのみなさん、今年の夏はNZでパウダーを満喫してみませんか?!

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