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個人旅行インフォメーション
気候と服装
夏場のスイスは、日中25℃くらいまで上がることもありますが、空気が乾燥しているため、日本と比べて過ごしやすく感じます。ハイキングの最中は半袖一枚で大丈夫でも、展望台に上がると気温が一気に下がります。山の観光地では、お天気が崩れると7月や8月でも雪が降ることも!変わりやすい気温の変化に対応できるよう、重ね着で調整できる服装が必要です。
Tシャツなど半袖一枚になれるものに加え、長袖のシャツにフリースまたはインナーのダウン、ウィンドヤッケなど重ね着できるものが基本。
通貨
現在ヨーロッパの多くの国の通貨はユーロで統一されていますが、スイスはEUの加盟国ではないため、今でもスイスフランです。1スイスフランは約140円(2015年10月現在)。現地ではCHFまたはSFRと表記されますが、どちらも同じスイスフランを指します。スイスフランの下の単位として、ドイツ語圏ではラッペン(Rp)、フランス語圏ではサンチーム(Ct)と呼ばれる単位があります。ラッペンとサンチームは呼び方が違うだけで、同じ通貨。1スイスフラン=100ラッペン=100サンチームの関係です。ユーロも多くのお店やレストランなどで使えますが、お釣リはスイスフランで返されるケースがほとんど……。その時の換算レートも決してお店の損にならないレートで計算しているので、日本円から直接スイスフランに両替するのが得策です。
両替
空港、駅、町中の銀行などでも日本円からスイスフランに両替可能。スイス国内の銀行や両替所で、日本円の現金からスイスフランに簡単に両替が可能です。空港や主要駅の構内には、24時間利用可能な自動両替機があり、遅い時間帯に到着した場合などに便利です。スイスではVlSA、マスターカード、アメリカン・エキスプレスなど、主なクレジットカードも広く通用します。大きな支払いはカードで済ませ、必要に応じてこまめに両替していくのがよいでしょう。
時差と日の出・日の入り時刻
スイスでは、3月最終の日曜から10月最終の日曜までサマータイムとなり、日本との時差は7時間になります。(冬期は8時間の時差)
※例えばスイスで18時の場合、日本は7時間(または8時間)進んでいるので、夜中の1時。(サマータイム以外の期間は午前2時)。
電話をかけると就寝中に起こしてしまうことに!
祝日
スイス全土の祝日リストです。ショップや郵便局などが休みになり、公共の交通機関も休日ダイヤとなります。(ただし聖体祭は平日ダイヤ)右記に加え、さらに州や地域ごとに定められた祝祭日もありますが、お店やレストランなどは通常通り営業している場合が多いので、あまり気にする必要はないでしょう。
2013年 2014年
元旦 1月 1日 1月 1日
聖金曜日※ 3月29日 4月18日
復活祭(イースター)※ 3月31日 4月20日
復活祭月曜日※ 4月1日 4月21日
キリスト昇天祭※ 5月9日 5月29日
聖霊降臨祭※ 5月19日 6月 8日
聖霊降臨祭月曜日※ 5月20日 6月 9日
聖体祭※ 5月30日 6月19日
建国記念日 8月1日 8月 1日
クリスマス 12月25日 12月25日
ボクシングデイ 12月26日 12月26日
※は移動祝祭日で、年によって日が変わります。
電話
◆携帯電話
現在ご利用の携帯電話が海外でも使えるか、携帯ショップなどでご確認ください。別途申込が必要な場合もあります。携帯電話のかけ方例(auグローバルパスポートの場合です。他の携帯会社も同様ですが、各携帯会社にご確認ください。)
・スイスから日本にかける例:(東京のアルプスウェイ03-5489-9541)
+ | 81 | 3 | 5489-9541 |
---|---|---|---|
0を1秒以上押す | 日本の国番号 | 市外局番の最初の0は抜く | 相手の番号 |
・日本からスイスにいるあなたの携帯にかけてもらう:いつもと同じかけ方
・日本以外の国から、スイスにいるあなたの携帯(090-0000-0000)にかけてもらう
00など(注) | 81 | 90 | 0000-0000 |
---|---|---|---|
国際アクセス番号 | 日本の国番号 | 最初の0は抜く | 相手の番号 |
◆公衆電話
スイスの公衆電話はほとんどがカード式です。テレホンカードは、スイスではタックスカートと呼ばれ、駅のキオスクや郵便局などで購入できます。5フラン、10フラン、20フランの3種類があります。
◆ホテルの電話
ホテルの部屋から電話をかける場合は、手数料が加算されます。「0」で外線に繋がる場合がほとんどです。
例:東京のアルプスウェイにかける:(03-5489-9541)
0+00 | 81 | 3 | 5489-9541 |
---|---|---|---|
0+国際アクセス番号 | 日本の国番号 | 市外局番の最初の0は抜く | 相手の番号 |
◆スイスの国内通話
スイスの国内通話は、同じエリア内でも従来の市外局番が必要です。
例:スイス国内でアルプスウェイのツェルマット支店にかける
ツェルマットから | ツェルマット以外の場所から |
---|---|
027-967-5257 | 027-967-5257 |
郵便
日本へのはがきは、速達便で1.90フランです。アルプスウェイでは、スイスの切手を貼ったオリジナルの絵葉書を、お一人様2枚お渡ししています。旅行中不要になった荷物を日本に送り返したい場合は、郵便局の小包が便利。数種類のサイズの黄色い段ボールも購入できます。
電圧・プラグ
スイスの標準電圧は230ボルト、交流50ヘルツです。日本の電気製品を使用する場合は、変圧器を用意する必要がありますが、最近のデジタルカメラや、ビデオの充電器は、不要の場合がほとんどです。スイスではコンセントのプラグの形も違い、ほとんどの場合は2穴平型で使えます。(差し込み□が3穴の場合、2穴でも使用可能。)大きな電器店などで、海外用のプラグも扱っています。スイスはCタイプですが、世界共通マルチプラグがあると便利です。
チップ
スイスは基本的にチップの心配をする必要はありませんが、ここでは一般的な状況をご案内します。チップはあくまで感謝の気持を表す方法のひとつなので、スイスでは「必ず渡さなければならない」というものではありません。
■レストランでの精算時
精算の時に、1~3フラン程度渡す人が多いようです。お釣リの端数を切り上げても良いでしょう。
■ホテルのポーター
駅に預けている荷物を取りに行ってもらったような場合は、1イ固2~3フランが目安。
■タクシー
荷物を運んでもらった場合は、2~3フラン程度。
■その他
ホテルなどに特別にサービスをお願いした場合は、その内容に応じて。
持ち物チェックリスト
□ パスポート
□ 航空券圧チケットのコピー)
□ 日程表十時刻表、地図など現地資料
□ ホテルバウチャー(宿泊クーポン)
□ 鉄道チケット(スイスパス・スイスカード・スイスフレキシーパスなど)
□ 現金・クレジットカード・トラベラーズチェックなど
□ 氷河特急・パノラマ特急などの座席予約券 ※利用者のみ
□ フライレールバゲージ荷札控え ※利用者のみ
□ 海外旅行保険証 ※加入者のみ
□ 空港宅配控え (JALエービーシー/(QLライナー) ※利用者のみ
□ パスポートのコピー・パスポート写真予備
□ カメラ/ビデオ (電池・充電器・メモリーカード・変換プラグ)
□ メモ帳・筆記用具
□ 洗面用具 (歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプーほか)
□ 常備薬
□ メガネ/コンタクト
□ リュックサック
□ 雨具/折りたたみ傘
□ タオル・ハンカチ・ティツシュ
□ ビ二-ル袋
□ 着替え (下着・丁シャツ・ポロシャツ・セーター。フリースなど)
□ パジャマ
□ ハイキングパンツ
□ ハイキングシューズ ※靴底が厚く滑りにくいものであれば
スニーカー、ウォーキングシューズ等
□ ハイキング手袋
□ 帽子
□ サングラス
□ 雨具を兼ねた上着など (防水性、保温性、通気性の良い素材)
持って行くと便利なもの
□スリッパ/サンダル ※航空機内、ホテルの部屋内で使用
□ リップクリーム
□ 日焼け止め
□ 水筒/ペットボトル入れ
□ マフラー/バンダナなど
□ ストック ※ハイキングの際、安定感が増して便利。現地でも購入可。
□ 目覚まし時計
□ 水着 ※サウナやプールご利用時は必携
□ 日本食(お菓子/その他)
□ 電卓・電子辞書など
□ 本・雑誌・新聞など(機内持込み)
□ 洗濯用洗剤(少量)・ロープ ※スイスは乾燥しているので、ホテルのバスルーム
などに干しておけば、下着など薄物は1晩ほどで乾きます。
□ 携帯電話(充電器・変換プラグ)
ホテル利用案内
1.ホテル内で
・廊下の電気は節電のため、一定時間を過ぎると消えることがあります。光っているスイッチを押して自分で点灯
してください。
・エレペーターの乗降時は、自分で扉を開閉します。ホテルロビーのある階はRやEなどと表示されます。一階は、
日本の二階にあたります。
・ホテルのフロント脇の部屋鍵かけにルームキーを差し込むと、その下のサブキーが引きぬけるようになっている
所もあります。外出時にはそのサブキーを持ってお出かけください。夜遅くなってホテルの玄関が閉まっている
場合は、そのサブキーで開けることができます。
2. お部屋の中で
・早朝(朝7時まで)と深夜(夜10時以降)のシャワー/バスタブの使用はなるべく避けましょう。
・お部屋の掃除は毎日行われます。室内に貴重品を放置しないようにしましょう。
・使用済みのタオルで交換してほしい場合は、バスタブの中に入れておきましょう。タオル掛けに置いたままの場合、
交換されない場合があります。(無駄な洗濯を省き、洗剤の使用量を押さえて環境保全につなげるため)
3. 朝食
朝食は通常ビュッフェスタイルと呼ばれる、自分で好きなものを取って食べるスタイルです。テーブルに座り、給仕
にコーヒーや紅茶など、飲み物の注文をします。テーブルにはお部屋の鍵を置きます。朝食はだいたい朝7時~7時
30分からのスタートです。
4. 備品
一般的にホテルの部屋には、コーヒーメーカーなどの湯沸かし、スリッパ、歯磨きは備え付けられていません。
5. 門限
中級クラス以下のホテルでは、深夜にはフロントが無人となり、入口が施錠されることがよくあります。ホテルヘ戻る
時間が遅くなりそうな場合は、鍵を開ける方法をよく確認してお出かけください。また、翌朝の出発が早朝の場合、
フロントにまだ誰もいないことがあります。前の夜に精算を済ませておきましょう。
6. ホテル~駅間の荷物の移動
大きな荷物があるため、駅からホテルまでタクシーを利用した場合の代金は、お客様の負担となります。ツェルマット
やグリンデルワルトなど山岳リゾート地の多くのホテルは、ホテルの専用車によるポーターサービスの利用が可能です。
チューリッヒなど都市部では、駅から離れていて持っていけない場合、基本的にご自身でタクシーなどを利用しての
移動となります。詳細はこのガイドブックの各ホテル紹介、またはアルプスウェイまでお問合わせください。
貸別荘(シャレータイプのコンドミニアム)
利用案内
■到着はなるべく午後早めの時間帯に原則として土曜がチェックインになります。ホテルと違い、あまり遅い時間帯のチェックインは出来ないことがある上、土曜なのでスーパーマーケットが16時頃で閉まります。スーパーは日曜も休業なので、なるべく早めにチェックインを済ませて週末に必要な食料や飲料を確保しておきましょう。
■台所器具などの使い方を確認チェックインの際は、台所器具の使い方やゴミの出し方など確認しましよう。
ツェルマットやグリンデルワルトなど、アルプスウェイの係員がいる場所では言葉の心配は必要ありません。
※電子レンジを備えている貸別荘は一部に限られています。
■準備が必要なもの
・調味料:
塩、コショウ、しょうゆ、サラダ油など。予め小分けして持参すると便利。
・台所用品・消耗品:
わりばし、インスタント食品(カップ麺、アルフア米など)、キッチンベーパー、ラッブ、 台所用洗剤、スポンジ、ゴミ袋
など。
・食料:
現地のスーパーマーケットにて、生鮮食品、パン、菓子、惣菜、その他食料品、ワイン、ビール、日用雑貨など購入できます。
到着日や時間によってはお店が閉まっている場合もあるので、少量は事前のご準備をお薦めします。
・日用品:
トイレットペーパー、シャンプー、リンス、石鹸、歯ブラシ、歯磨き粉など
・その他:
室内履、寝間着、洗濯用のロープや洗濯はさみ・洗剤
ツェルマット
ハウス・トゥスコロ
ホテル・パルナス所有の貸別荘。2~3人用と最大7入用の3LDKを備えています。川沿いの静かなエリアでマッターホルンを
眺めるのに絶好の立地。スネガ地下ケーブル駅やスーパーマーケットの「コープ」も近くにあります。
グリンデルワルト
シャレー・アーベントロート
フィルストのゴンドラ乗り場が近い(180m)便利な場所にあります、貸別荘の前からは、グリンデルワルトの氷河がアイガーと
ともに夕焼けに染まる素晴らしい景観が広がります。近くにはレストランもあるので、『今日は料理したくない』という日も
大丈夫。
●1週間25フランで、近くのインドアプールを利用可能。
●卓球、ビリヤードあり。全館禁煙。
●近くにコインランドリーあリ
レストラン利用案内
スイスのレストランは、ランチタイムが11 : 30頃から14 : 00頃まで。いったん閉店した後、ディナータイムとして18 : 00頃から22 : 00頃まで開ける店が一般的です。ツェルマットやユングフラウ地方など、山の観光地では多くの店は週末も関係なくオープンしています。
利用案内
・入口から席に着くまで
メニューはレストランの入り口付近に掲示されていることが多いので、だいたいの予算と雰囲気を確認の上、お店を選びます。
中に入ったら、勝手に席につかず、ウェイターやウェイトレスに案内してもらいます。
※セルフサービスのレストランや、山のレストランの外のテラス席では、自分の気に入った席を選びます。
■メニューを選ぶ
席に着いた後はメニューを持ってきてくれます。メニューはドイツ語で「シュパイゼカルテ」(Speisekarte)、フランス語で、
「ラ・カルト」(La carte)。既にテーブルに備えられている場合もあります。メニューはドイツ語やフランス語(イタリア語圏
ではイタリア語)が基本ですが、観光地では英語でも併記されています。グリンデルワルトやツェルマットなどでは、日本
語のメニューを用意する所も増えてきています。何を選べば良いか判らない場合は、セットメニューを頼む方法があります。
ランチの場合、25フランが目安。セットメニューは、ドイツ語で、「ターゲスカルテ」(Tages Karte)、フランス語で「ムニュ」
(Menu)。
・飲み物の注文
日本のようにお水やお茶が出てこないので、別途注文することになります。ワインはグラス、ボトルのほか、デシリットル
単位で注文できます。ミネラルウォーターは、炭酸ガス入りが一般的です。ガスなしを希望する場合は「ノン・ガス」
(Non Gas)で通じます。
・支払い
各自のテーブルで支払いを済ませます。担当のウェイターやウェイトレスに軽く手を振って支払いの意思を伝えます。
食事代にはサービス料金も含まれていますが、多くの人は、釣銭など半端なお小銭をチップとして置いていきます。
【アドバイス】
※セルフサービスのレストランでは、自分の気に入ったものを見て選べるので、言葉の心配もありません。
※通常のレストランでは、ランチでも1時間くらいは見ておきましょう。時間の余裕がない場合は、セルフサービスのレスト
ランがおすすめです。
スイスワインとチーズ
スイスワインは日本の酒屋さんなどで目にすることはめったにないので、「スイスでもワインが生産されているの?」と思う人がほとんど。スイスでは一定の品質を保つため、葡萄の生産も制限され、出来たワインはほとんど国内消費に回されます。つまりほとんどスイス国内で飲んでしまうため、あまり輸出に回らないという訳です。そんな希少価値のあるスイスワイン。せっかくスイスに行ったなら、ぜひレストランやワイナリーで味わってみましょう。スイスでは白と赤の生産量はほぼ半々。白ワインは出来てから1~2年、赤ワインは2~3年と比較的若いうちに飲みます。年代の古さを気にする必要はありません。スイスの主なワインの産地をご紹介します。
■ヴァレー州(ツェルマット、サースフェー、アニビエの谷など)
スイス随一の生産量(約4割)を誇るエリアです。日照率が高く、気候も土壌もワインつくりに適したローヌ河沿いの谷に、
ワイン産地が点在しています。
【おすすめ品種】
・フアンダン Fendent(白)
・ヨハ二スペルグ Johannisberg(白)
・ドール Dole(赤)
■レマン湖地方(モントルー、ローザンヌなど)
ヴァレー州に次いでスイス第二の生産地です。ローザンヌからモントルーまで、レマン湖の北岸に沿って広がるラヴォー地区
は、何世代にも渡って人々がワインの生産を営んできた文化的情景を生み出し、世界文化遺産に登録されています。
【おすすめ品種】
・デザレー Dezaley(白) ※ラヴォー地区
・サンサフォランSt.Saphorin(白) ※ラヴォー地区
・フェシーFechy(白)
・エーグルAigle(白)
・ティチーノ州(ルガノ、ロカルノなど)
スイス南部、イタリアも近いティチーノ州は日照時間が多く、ワインの生産が盛んなエリアです。ルガノ湖の南、メッドリジ
オット地方は、丘陵にブドウ畑ののどかな風景が広がり、「スイスのトスカーナ」と呼ばれています。
【おすすめ品種】
・メルローMerlot
(赤が中心だが、白もある)
チーズ
スイスのチーズと言えば、穴空きチーズで有名なエメンタールや、チーズフォンデュで使う、グリュイエールチーズです。軟質のチーズとしてはヴァシュラン・モンドールがおすすめです。
スイスのお土産
スイスのお土産と言えば、チョコレートや時計がイ代表的。民芸店ではカウベルと呼ばれる牛の首につける鈴の模型や刺繍、木彫りの製品が所狭しと並んでいます。堅実なお国柄を反映して、品質はどれもみな折り紙付き。「安かろう、悪かろう」といったものはスイスではめったにお目にかかることはありません。
お土産
■カウベル
スイスの民芸品店なら必ず目にするのがカウベル。牛の首に付ける鈴の模型で、ベルトの部分に様々な装飾が施されています。手のひらに入るくらいの小さく持ち運びに便利なものから、ひと抱えもあるほど大きなサイズ のものまでいろいろ。
■スイス・アーミーナイフ
ナイフをけじめ、せん抜きやハサミなど数種類の道具をひとつにまとめたナイフです。折りたたみ式なので、持ち運びにとても便利。スイス軍でも実際に使われていた高い機能性と実用性を誇ります。
■刺繍製品
スイス東部を中心に発達したスイスの繊維産業。スイスの長い冬の田舎で主婦たちが内職に励んだ歴史的経緯があります。
■時計
チューリッヒやジュネーブのショッピングストリートには、ロレックス、オメガ、ロンジン、フランク・ミューラ一など高級ブランドを扱う店が軒を並べます。「もっと手軽な値段で」という場合は、スウォッチがおすすめ。シンプルな構造と斬新なデザインが人気の秘密です。
■木彫り製品
スイス各地の民芸品店に木彫り製品を揃えていますが、中でもブリエンツは木彫りの村として特に有名。インターラーケンとルツェルンを結ぶルート上にあるので、移動の途中でお買い物に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
■チョコレート
そしてスイスの定番土産といえば、やはリチョコレート。スイスでは工場で大量生産されるチョコレートに加え、スイス各地にある小さなチョコレート店が独自のレシピで作ったチョコレートが販売されています。夏場の旅行の場合、心配なのが気温。せっかく購入したチョコレートが途中でとけてしまわないよう、最終日の空港で購入するなど工夫が必要です。
■スイスの地図
スイスで発行されている地図は現地で役立つ上、そのままお土産にもなります。スイスの地図メーカー「Kummerly&Frey」社発行の地図はハイキングコースが赤い線で記入されており、ハイキングの時にはとても便利。また、スイス国土地理院発行の地図は、地図製作者の間では世界で最も美しい地図と言われ、実に精巧に出来ています。価格の目安:ハイキングマップの場合、一枚2、500円前後。
付加価値税の払い戻し
(VAT)
スイスでは商品の販売価格に8%の付加価値税が含まれています。日本における消費税に相当します。スイスの店で300フラン以上の買い物をした場合、付加価値税(8%)相当分の免税を受けることができます。(ただし還付率は最大で6.3%)
【手続きの手順】
1.店でパスポートを提示し、免税申告書に日本の住所、氏名を記入。
2.出国時に空港の税関で、免税申告書、パスポート、搭乗券または航空券、免税対象の品物(未使用のもの)とレシートを提示し、承認印を受けます。
3.囲販売店で渡された封筒に用紙の一枚を入れ、空港から返送。ポストは税関のそばにあります。
クレジットカードで買い物をすると、銀行口座に振り込まれますが、小切手が日本に送付される場合は、日本円に換金の際手数料がかなりかかります。店によっては空港の税関手続きの後、空港内の銀行で免税分の現金を受け取ることができる場合もあります。
【利用上の注意】
・スイスはユーロ加盟国ではありません。税関でスタンプをもらう手続きは必ずスイスを出国時にしてください。
・一部の大きな店舗では、はじめからVATをひいた分の価格で支払い処理をする場合もあります。店でよく確認してください。
・チューリッヒ空港の税関は、チェックイン1の入り口を通ってすぐの所にオフィスがあります。わからなければ空港スタッフにお聞きください。
高山病
スイスの展望台では、ユングフラウヨッホやゴルナグラートなど、標高3000mを越える地点もあり、誰でも高山病になる可能性があります。高山病になりやすいかどうかは、個人差によるところが大きいのですが、高齢者と子供は特に注意が必要です。
高山病は一般的に標高2700m以上の高さに急に上がった時にその症状が出ます。「息苦しい」「気分が悪い」「頭が痛い」といった症状が出た場合は、すぐに低い地点まで降りるのが鉄則です。「グリコラミンGlycoramin」という高山病の予防に効くと言われる薬を現地の薬局で購入可能です。 日本語の説明書も人つているものもあります。キャラメルのような形で、緑の箱が目印です。
【展望台での注意点】
・ゆっくり歩く。大きな声を出すのもなるべく控える。
・アルコールを控える。
・水を多めに補給する。
・腹式呼吸で深呼吸をする。