ピレネー山脈は、東は地中海西挟まれた東西430km、南北約100kmの規模と変化に富んだ風景が特徴です。最高峰のアネト山をはじめ3000m級の氷河をまとった11座のピーク、複雑に入り組んだ渓谷が独特な景観を造形し、その土地ならではの歴史、文化を育んできました。ピレネー地方を訪れる魅力は、手付かずの大自然、ピレネー山塊の誕生から、ありのままの姿を体験できることです。

【ピレネーの屋根、中央ピレネーに迫る魅惑のルート】
ピレネーの3000m級11座がひしめくスペインとフランスの国境付近の温泉地ルションからアラゴン州ベナスケ溪谷へ。氷河を頂くアネト山を眺めるポセツ・マラデタ自然公園内へ変化に富んだピレネー国境越えルートで旅はスタートします。ピレネー最高峰アネト山を間近に望むルートは前半のハイライト、ピレネー山脈の始まりを実感できるエリアです。
アラゴンピレネーでは、ピレネーの真珠と言われるハカに滞在、アラゴン王朝の軌跡をたどりながら、ロアレ城、アルケサルなどキリスト教徒とムーア人が築いた町や歴史的建造物にも触れながら壮大な景観の山歩きを満喫します。多くの巡礼者がフランスから国境越えをする巡礼路「アラゴンの道」、ソンポルト峠へも足を延ばし、ピレネーが誇るピック・デュ・ミディ・ドッソー峰の展望抜群な国境越えハイキングコースも楽しみの一つです。 そして巡礼街道を西へ移動しながらナバーラ州へ。ピレネー山脈がバスク地方の低山へと標高を下げ、ビスケー湾へと終焉へ迎えます。 フランス国境のラ・リューヌ登山電車の山頂駅を目指すハイキング、標高900mの山頂ではバスクピレネーとビスケー湾が織りなす絶景が待っています。
そしてサンセバスチャンへのビスケー湾を見渡すコーストハイキングで旅を締めくくります。未知なるピレネーの風景に迫る旅をご体験ください。
【バスク地方のハイキングと町散策】
スペイン、フランスに跨るバスク地方は自治州として独自の言語、文化を育んできた特別の地です。 標高1000m以下の緑まばゆい低山、丘陵地帯が広がり、牧歌的な風景や西側にはビスケー湾を遠望しながら歩けるコースが魅力です。 バスク地方の街並みを散策したり、海と山の幸からなるバスク郷土料理も楽しみです。サンセバスチャンやビルバオではバール巡りもお楽しみください。