- 海外サイクリングのQ&A
海外サイクリングを計画するためのQ&A
Q1.ツアーにお薦めの自転車は?
タイヤが細く、ドロップハンドルを装備した「ロードバイク」がお薦めですが、乗り慣れていない人は、体が起きたポジションを取れる「クロスバイク」のジャンルでも大丈夫です。 普段から乗り慣れている自分の自転車を日本から持っていくのがベストですが、現地では自転車のレンタルも充実しているため手ぶらでもOKです。
Q2.海外に自転車を持参する方法は?
自転車を、そのままの完成状態では飛行機で持っていく(預け荷物にする)ことはできないので、多少の分解(タイヤ、ペダル、サドルなどを脱着)をした後、専用のバッグなどにパッキングする必要があります。 クッションなどが入ったセミハードケースがお薦めですが、自転車の出荷用のダンボールでも大丈夫。 ダンボールは電動アシスト自転車用などの比較的頑丈なものがお薦めです。これらは自転車店で入手することが可能です。
Q3.自転車を持参する際の重量制限は?
自転車をセミハードケースまたはダンボールにパッキングすると、重量は預け荷物の制限以内(ヨーロッパ方面のエコノミークラスの場合は23㎏まで)となりますが、荷物の3辺合計で制限を越えてしてしまうため、大抵の航空会社では規定の追加料金が必要です。 当社の企画する「フェローサイクル」では、アリタリア︲イタリア航空の協力を得て、直行便に限定して(一部機材によっては追加料金がかかります)往復の自転車輸送の追加料金が無料となるので、愛車を安心して持っていくことも可能です。
Q4.現地のレンタル自転車は?
現地では高性能で整備が行き届いたロードバイク、クロスバイクなどのスポーツ自転車のレンタルが充実しているため、日本から自転車を持っていかなくてもOK。 これらは1日あたり約90ユーロでレンタルが可能。また、イタリアでは自転車のブレーキの左右が、日本とは逆(左が前ブレーキ、右が後ブレーキ)となるため注意が必要で、クロスバイクならば左右を入れ替えることは可能ですが、ロードバイクは入れ替えが難しい場合がほとんど。 サイクリング1日目は、30㎞前後ほどの距離をゆっくり走るため、そこでしっかりとフィーリングを確かめながら慣れていきましょう。 決して無理なスピード(特に下り)で走らず、減速の際は左右同時にゆっくりとブレーキをかけると良いでしょう。
Q5.出発前のトレーニングは必要?
現地では無理無く走れる距離とルートを設定し、参加者に合わせてコースをアレンジするため、普段からハードなトレーニングなどをする必要は特にありませんが、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車で20~60㎞ほどの距離を走るサイクリングを体験しておくと良いでしょう。
Q6.サイクリングのときのウェアは?
自転車店で入手可能の、サイクリング用ウェアがお薦めですが、アウトドアショップで手に入る、トレッキング用などのアウトドアウェアでも対応可能。 その場合は、できる限り、ばたつかないものでストレッチ性の高いものがお薦めです。 インナーには吸水速乾のハイテク素材のものや、メリノウールのものを選ぶと快適さが保たれます。 急激な天候変化や、下りの際では急激に冷えるため、携帯できるコンパクトなウィンドブレーカーも必ず携帯するのもお薦めです。
Q7.雨のためのお薦めの装備は?
安価のビニールなどのレインウェアでは、常に運動をしている状態のサイクリングで熱や汗がこもってしまうためお薦めできません。 できれば防水とあわせて透湿性能の優れたアウターシェルをレインウェアとして使用するのがお薦めです。 防水透湿で有名ゴアテックスの中でも、軽量をコンセプトにした「アクティブシェル」を使用したものであれば、ジャケットでも400g前後と軽量のためサイクリングにもお薦めです。
Q8.アイウェアは必要ですか?
サイクリングでは常に時速15~35㎞ほどで走っているため、走行中の砂ほこりや小虫を防ぐためスポーツ用のアイウェアがあると良いでしょう。 レンズはクリアまたは薄めのグレーレンズがお薦めで、レンズ交換が簡単にできるタイプならば、なおさら便利。 近視の人などは度付きのスポーツサングラスなどもお薦めです。 コンタクトレンズを使用している人は、サイクリング中も念のため予備のワンデイタイプのレンズを携帯すると安心です。
Q9.サイクリングのシューズ選びは?
専用のペダルに固定できる自転車用のビンディングシューズがお薦めですが、慣れていないとペダルへの脱着に手間取ってしまうため、しっかりと準備や練習をする必要があります。 愛用のビンディングシューで、レンタル自転車を使用する場合は、シューズと共にいつも使用しているペダルを取り外して持っていきましょう。 また、ビンディングシューズでない場合は、できるだけ靴底が平らなスニーカーなどがお薦めです。
Q10.走る際の最低限の荷物は?
サイクリングツアーで中・長距離(50㎞以上走行の場合)はサポートカーが伴走し、必要な荷物などは車に入れておくことができるので、サイクリングの際は特に何も持たなくても大丈夫です。 携帯食、コンパクトになるウィンドブレーカー、コンパクトカメラは携帯をお勧めします。 余裕があればパンク修理ができる装備(携帯ポンプ、交換チューブ、タイヤレバー)と携帯工具を持っていきましょう。
Q11.持っていきたい携帯食は?
スポーツ向けのエナジーバー(現地でも入手可能)や、チョコレート(夏場は溶けることがあるので注意)、バナナ、パンなどであれば、荷物にもならずエネルギーが効果的に摂ることができるためお薦め。 サポートカーに、これらの食料は積んでいますが、念のため自分でも持っていると安心です。
Q12.お薦めのカメラは?
道中では頻繁にダイナミックな景色に出会えるため、できれば一眼レフカメラで撮影をしたいところですが、どうしても重量や容量が大きいため、慣れないとサイクリングの妨げになってしまうことがあります。 よって荷物にもならず、高画質も狙える高級コンパクトカメラのカテゴリーがお薦めです。 収納しても取り出しやすいポーチと組み合わせると便利です。
Q13.ロードバイク以外の自転車も乗ることができる?
ドロミテ、ヴァッレアオスタの両ツアー共、希望があれば渡航中のオプションとして、マウンテンバイク(MTB)でのトレイルライディングを一日、楽しむことが可能です。 アオスタではスキーエリア「ピラ(www.pila.it)」のサマーシーズンに、ゴンドラでMTBを運び、豊富なMTB専用ルートで楽しむことができます。
Q14.日程で、雨が降ってしまった際は?
雨天時でもサイクリングを行うことが可能ですが、走らない場合は、ドロミテ、ヴァッレアオスタともに、サイクリング以外のプランも充実しているため、参加者の希望によってアレンジ可能です。 目的地の一例として、ワイナリー訪問、史跡観光、市街地散歩&ショッピング、現地のバイクショップ訪問などに行くことができます。
Q15.イーバイク(エレクトリック・バイク、電動サイクル)のレンタルは?
フェローサイクルは、各エリアの滞在地でプロショップと契約しております。
イーバイクご希望のお客様にはロードバイクのイーバイクレンタルも可能です。
メーカーについては各エリアにより異なりますので、ご希望には添えない場合もありますので、事前にご確認ください。
ヨーロッパのイーバイクは、日本のものよりパワーがあります。
その点を注意していただけば、登り、ロングドライブの走行で強い味方にってくれることは間違いありません。
海外でのサイクリストは普通に使用しています
Q16.現地でのサポートカーはサイクル中に同行しますか?
ツアー中に疲労などで、続けて走ることが困難になった場合に利用することができます。 初日以外は約50㎞~80㎞のコースを中心に最大100㎞までのルート走行の場合に同行いたします。 レベル、体力によっては走行距離、走行時間を短縮するなど、臨機応変に対応しております。
Q17.自転車を持って行く場合の料金は?
フェローサイクルではアリタリア・イタリア航空の成田~ミラノ直行便のみ限定して、日本から自転車を1人1台を追加料金なしで受託手荷物として預けることができます。 乗り慣れた愛車で雄大なイタリア・アルプスを走るのはサイクリストの醍醐味です。 (ただし機材や経由便利用の場合は有料となります。片道約3万円)
Q18.有名な名峰は見られますか?
ヴァッレアオスタのサイクルツアーではヨーロッパアルプスの4大名峰を見ることができます。 マッターホルン、モンブラン、モンテローザ、グランパラディーゾを満喫できます。 アオスタは初代ローマ帝国がアルプスの拠点とした街でローマ時代の遺跡見学も素晴らしく、同時に屈指の名峰をすべて満喫することができる街です。 ドロミテは世界遺産のマルモダーラなどが素晴らしいです。
Q19.走る以外にお楽しみは?
ツアーのサイクルコースは素晴らしい景色の連続です。 しかしサイクルコースを走るだけではなく、たとえばドロミテではポルドイ峠へロープウェイで展望台に上がり展望、隣国への国境越えサイクル、バイクバスの使用、列車などの公共機関を利用、ショッピングなど、幅広いお楽しみを計画しています。 天候にも寄りますが、お客様のレベル、ニーズに合わせたエンジョイライフをサポートいたします。
Q20.サイクルレース「ジロ・デ・イタリア」「ツール・ド・フランス」などの観戦ツアーもあるのですか?
2015年5月に「ジロ・デ・イタリア2015」観戦&サイクリングツアーを催行いたしました。 今年はジロの記念すべき100回目を迎えてツアーを予定をしております。 観戦の合間に最大4日間をツーリング、観戦は最終ゴールのミラノのフィナーレまで数回見学できるように予定したツアーです。 グランツールの中でももっとも過酷と言われる「ジロ・デ・イタリア」観戦は、フェローのネットワークならではの催行でした。 5月開催となりますが、関心がありましたら、お問い合わせください。