外務省感染症危険レベルが4月1日よりスイス含めた欧米主要国がレベル2に引き下げられました。 この発出に伴い、フェロートラベルでは、まずはスイスのハイキング、スキーツアーの再開スタートに向けて、まずスイスから実証実験ツアーを実施しています。Swiss Storyとしてアフターコロナの時期に現地最新情報を日本、スイス両国の対応、感覚の違いも交えながら、本日4月13日(水)~4月20日(水)まで8日間にわたり綴っていきます!また、帰国時の日本入国手続き状況もレポートします。

kokunai

スイス実証実験ツアーレポート Swiss Story


【Index】
4月13日(水) Day1 / 4月14日(木) Day2 / 4月15日(金) Day3 / 4月16日(土) Day4 /
4月17日(日) Day5 / 4月18日(月) Day6 / 4月19日(火) Day7 / 4月20日(水) Day8 /



4月13日(水) Day1


チューリッヒ空港到着からツェルマットへ

昨日の午後、4月13日(水) チューリッヒ空港から列車でツェルマットへ無事到達しました。飛行ルートが各航空会社ともウクライナ問題の影響にて約2時間~約3時間くらい長くなります。
さて、2020年3月20日以来、約2年ぶりのスイスです!車窓からあのスイスの美しい変わらない風景をじっくりと噛み締めながら移動となりました。



スイス入国
かなり以前より規制緩和されました。ワクチン3回接種証明を日本出発時に航空会社カウンターで提示しただけで、スイス入国時にはパスポート提示のみとメディカルドキュメントプリーズと言われただけでした。あるかないかだけチェックした印象。スイス入国は非常に簡素化、ストレスなくスムーズでした。

ワウチン接種証明書は5月2日より不要となり、入国制限が廃止される予定です。

空港ターミナル駅からもう、全く日本とは別世界です。4月より政府がマスク規制緩和した為に、誰もしていないのです!
トラベラーの一部を除いて、超日常、リラックスムードなのには驚きました。



日本から渡航される場合は、その違いに抵抗がまだまだあると思います。感染対策の意味でもマスク着用、消毒ジェル、ティッシュは必須で携帯しましょう。

やはりスイスは鉄道の国
今回スイスを個人旅行の実証実験かねて列車移動にしました。日本より混雑していないし、ソーシャルディスタンスも確保できているので、安心感があります。ヨーロッパの鉄道車内は、読書したり、静かに過ごす人が大半なのでゆったりとスイスならではの鉄道の旅を楽しんで頂けると思います。
マスク着用していないのは、違和感ありますので、マスク着用をかならずして対処しましょう!



4月14日(木) Day2


晴天のツェルマット、マッターホルンが終日顔を出して歓迎してくれました。

山岳交通機関の日本との状況比較チェックから、まずはスネガエクスプレスでスネガへ。
イースターホリデー前日でしたが、比較的ゲレンデはスキーヤーが少なかったです。

スキー場のインフラ調査(スネガエリア)
スネガエキスプレス、ロートホルンのロープウェイともに乗車人数少なかったのですが、日本の対策管理されたゴンドラとは全く印象は違います。

マスク着用は、私含めて数名です。
レストランも外、中ともコロナ以前とは変わらないバカンス風景となっています。人が少ない空間に乗車するように意識していますが、実際はそうも行かないでしょう。マスク着用、レストランではアルコール、日本みたいにビニール手袋はありません。
検温もなしです。こまめの手洗い、消毒、気になる場合は、この夏ハイキングのお客様には、ビニール手袋、ハンドジェルも状況によって準備します。

スネガエリアからの景観を紹介
さて、ウンターロートホルンからの久々の景観をまずはショート動画でご覧下さい。

あの景観が現実として視界に広がります。
改めてマッターホルンを中心にヴァリスアルプスの各峰々、氷河を再確認してしまいます。
インパクトを感じたのは、改めてフィンデルン渓谷、マッター渓谷の急峻なV字谷の迫力です!

スネガエリアの新しいゴンドラ
昨シーズンからスネガ地区に新しいゴンドラができました。トゥフテルン→クンメ→ロートホルンと結ぶゴンドラです。ロートホルンからの滑走バリエーションが増えました!


リフト会社との意見交換
ベルグバーネン社とツェルマットは勿論、世界のスキー場の動向、スキーヤー、ハイカー、マウンテンバイクなどアフターコロナの事業展開をどう構築するかお互いのマーケット環境を意見交換しました。
スキー場、ハイキングでのインフラへの安全対策を要望。日本のサイレントアナウンス、マスク着用、感染症対策の絵文字サインなど、スイスのスキー場、特にツェルマットスキー場は、大変関心を持っていました。正直、スイス政府判断では経済稼働優先判断を感じます。しかし、この数週間で規制撤廃される前は、スイスが完全対策対応を講じながら経済再開のプロセスを経ての判断です。
明日は、マッターホルンパラダイスへ向かいます。

4月15日(金) Day3


ツェルマットは今日も快晴です。
今日は、マッターホルングレーシャーパラダイスへ。まず、ツェルマット街中を、巡回シャトルバスはスキーヤーで賑わっています。
今日一日はジュネーブから田口ガイドが参加してくれています。

さらに驚いたのは、ゴンドラ乗車は4月からは規制ありません。このとおりです!


ウィンケルマッテンからトロッケナーシュテックまでゴンドラからの風景を満喫。



さらにアルパインXでクラインマッターホルンへ。





イタリア側からは、完成が2023年の春になっています。テスタグリッジアからマッターホルンパラダイスへの工事の状況が良くわかりました。
アルパインXは、夏のハイキング、観光での景観、2国間を移動できる利用価値は高いと思いまず。
しかし、スキーヤーにとっては??
ツェルマットが来年からワールドカップダウンヒル誘致で、スイス側マッターホルングレーシャーパラダイススタート~イタリア側チーメ・ビアンケゴールの輸送手段が目的とのこと。世界で最も標高が高いダウンヒルになります!






チェルビニア側からのゴンドラは、スイス側と比較してマスク着用者が多いです。

ツェルマットから列車でブリックへ移動。氷河特急、ゴロナーグラード鉄道のディレクターのヘルムート氏、ヴァリス州のDMCマリオ氏、アレッチ氷河アレーナスキー場のデイビッド氏と日本再開へ向けての会議で意見交換。





氷河特急はマスク着用義務はなくなりましたが、徹底消毒、空気循環など感染症対策はされている印象です。エクセレンスクラスの実車両を視察。各一列の配列、ファーストクラスは、2人掛+1人掛、セカンドクラスは2席+2席




日本の景観列車と比較してみてください。アジアからは、タイ、韓国からツーリストが戻り始めているとのこと。皆さん、早く日本からのお客様が戻って来られることを期待しています。

ブリックから、チューリッヒ中央駅、クール経由でサンモリッツへ移動。
スイス鉄道の旅の魅力を夏だけでなく、景観列車の一区間でもスキーヤーにも体験して頂けるプログラムを発信していきます。
明日は、エンガディン地方の現状を紹介します。




4月16日(土) Day4


今日は、スイス東部エンガディン地方サンモリッツのスキー場の現状をご紹介します。



サンモリッツはコルバッチ、ディアボレッツァには沢山雪がありました。
イースター土曜日のサンモリッツの混雑は、尋常ではありません。ドルフからアクセスできるコルヴィリア、チェレリーナが3月末でクローズ。コルバッチにスキーヤーが集中しました。スールレイからコルバッチ山頂駅3,303mまで約1時間30分掛かりました。



スイス~イタリア国境も自由に往来できるので、イタリア人も沢山いました。マスクしている人は、イギリス人、イタリア人のほんのわずか。

しかし、広大な規模のコルバッチ~フルチェラス~シルスまでスキーエリアにスキーヤーが散らばるので、一度上がれば全くストレスがありません。機動力も新しくなっていました。サンモリッツで全くコロナ禍を実感できません。自己感染対策ありきで対応していくのは、ツェルマット同様です。







ヨーロッパスキーの注意ポイント
海外スキーは2年ぶりなので、まず、標高に慣れる必要性を感じました。標高の低いエリアで心肺機能と足慣らしを十分してから3,500m~4,000m級の展望台に上がることが大切です。
ハイキングの場合も中間駅で写真タイムをたっぷり取って山頂へ上がることです。
日本でスキーイン・アウトのスキーに慣れていると思いますので、ツェルマットなど山岳交通機関の乗場までの長いトンネル、クラインマッターホルンの降場からテオドール氷河側の滑り出しポイントまでの歩きなど最初は、かなり大変に感じることでしょう。

話題を戻してまずはコルバッチ山頂からの絶景をお楽しみ下さい。湖側とベルニナ山群の素晴らしい景観を画素と映像でご紹介します。しかし、点在する重厚な氷河が美しいです!
ピッツロゼック(3975m)、ピッツベルニナ(4048m)、パリュー(3899m)そしてモルテラッチ氷河が壮大に迫ります。

スキー滑走せずに、このパノラマ絶景に午前中は足止めとなりました。スキー滑走は急斜面とかなり硬い雪質なので、ヨーロッパスキーは、チューンナップが必須です!
フルチェラス展望台~シルスマリアに降りて、再びスールレイ側に戻ってきました。

Giorgio RoccaとGaia夫妻とも2年ぶりに再会でき嬉しかったです。
また、来年は皆さんがGiorgio Roccaと滑る機会をヨーロッパ、日本で企画していきますのでご期待下さい。





また、フェロートラベルで夏、冬ともお世話になっているホテルハウザーのオーナーファミリーとも再会し、皆様のお越しを心から楽しみにお待ちしているとのことです。

余談ですがスキーレンタルが便利になりました。スキーブーツを抜かずに履いたまま、足形サイズ、前圧、解放値を最新テクノロジーが対応してくれます。とてもスピーディーで便利です!








サンモリッツ~アレッチ氷河まで在来線を乗り継ぎながら、ベットマーアルプまで約6時間、氷河特急と同ルートを辿って再びヴァリス州に戻ってきました。チューリッヒ経由より時間掛かりますが、静寂な残雪の山々、フルカ峠からアンデルマットを抜けてローヌ谷へ、スイスストーリーには欠かせない風景です。列車移動する度に、スイス個人旅行の再開が可能であることを実感しております。


スイストラベルシステムの最新最適提案、車両種のチェック、移動中の車窓から眺めるべき観光スポット、移動ルートのバリエーション、どちら側の座席に区間ごとに座るか、遅延した場合の対応など様々な楽しさ、奥深さがあります。






ちなみにスイスストーリーとしては、すれ違う列車、途中で乗り換え駅から違う方面への路線までその先の風景まで想いを馳せてお届けします。






4月17日(日) Day5


4月17日(日)晴れ 今日も真っ青空です。ローヌ谷を見下ろすアレッチアレーナのスキー場から紹介します。


感染症対策様としてロープウェイ乗場には、アルコール消毒が設置されていました。また、マスク着用されている方も他のスキー場より多かった印象です。

まずは、スキーシーズンのアレッチ氷河の様子をご覧下さい。フィーシュアルプのエギスホルン展望台(2926m)からの眺望は素晴らしいです。アイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ3山とユングフラウヨッホ展望台も点に見えます。

エギスホルン山頂からの下山ルート(ブラックルート)は、雪が少なくなっていたので、スキー禁止でした。

時々積雪によってスキー禁止となりますが、乗場にスキーを置いて景色だけは、見に行って下さい。エギスホルンからのアレッチ氷河を眺めないと、この地を訪れる魅力が半減してしまいます!





フィーシュアルプ、ベットマーアルプ、リーダアルプの3つのビュースポットからアレッチ氷河の景観を満喫して頂ける夏、冬ともに唯一のロケーションです。
アレッチ氷河を筆頭に、その流れ落ちる先にはモンブラン、ローヌ谷を隔ててマッターホルン、ドーム、ヴァイスホルンまで360度の眺望が広がります。
スイス、フランス屈指の名峰の数々を遠望できる位置にある絶景のスキーエリアなのです。

また、滞在地としても麓からロープウェイでしかアクセスできないので、滞在人数も少なく静かな滞在が魅力です。しかし、冬は荷物が多いので、アクセスは便利とはいえません。
ローヌ谷を見下ろす魅力とは、氷河特急がゆっくりとブリック、ツェルマットへ谷間を蛇行しながら走り抜ける姿が、景色に溶けんでいく一瞬を是非ご覧頂きたいです。

アレッチアレーナもゴンドラ以前より新しくなっていました。

サンモリッツとツェルマット、グリンデルワルドとツェルマットの移動合間にアレッチアレーナを3泊(2日間滑走)を組み込むととても贅沢なスキーの旅になるでしょう!
夏ハイキングも同様ですが、アレッチ氷河歩きもおすすめです。

終了後は再びツェルマットへ氷河特急と同ルートで移動してきました。




感染症対策ですが、ホテルホリデー(3ツ星)では、レストランにはアルコール消毒設置、喚起していました。テーブルも密に塗らないよう時間差、ディスタンスを管理していました。やはり安心感が違います。





4月18日(月)Day6


イースターマンデー
今日は再び、昨日戻ってきたツェルマットの様子と夏のアルプスウェイ個人旅行で利用するツェルマット~グリンデルワルドへの列車移動をご紹介します。

まずは写真とショート動画でツェルマットの春スキーの様子をご覧下さい。
ほぼ全エリア滑走可能で、ツェルマットの街まで滑走できます。





チェルビニア側のロープウェイはマスク着用義務ありで、していない人は注意されています。

ツェルマット観光局長が、コロナ禍でもツェルマットが過去最高の滞在者数とのこと。
日本人スキーヤーがいない冬は寂しく、より早くまた皆さんにお越し頂けることを待ち望んでいると期待大でした。ワールドカップ誘致も以前から用意があると言ってましたが、以前はツェルマットにワールカップ誘致は不要説がありました。一般スキーヤー優先なのでとのことでした。しかし、昨今の雪不足でヨーロッパの各会場が延期、中止になったりそれを解消する目的で、ツェルマットも開催を受ける方針に転じたようです。

ツェルマット~グリンデルワルドへ列車移動
まず、各駅とも車両とも至って落ち着いていました。テーシュ以降、無人駅が新しく出来ていました。Stop on requestという無人駅に降りてみるのも良いでしょう。車内放送の後にストップボタンを押して下さい。散策後に再乗車の場合は、駅の備え付けボタンを押して下さい。駅に乗客がいる場合は、列車が止まってくれます。勿論、各駅列車だけです。


ちなみにMonte Rosa駅、モンテローザ峰が綺麗に見えるモンテローザ駅です!以前はなかったのですが。。。それ以外にも増えています。


どの路線でもストップオンリクエストを活用する新しい無人駅ができています。時刻表に掲載されていなかったり鉄道職員もまだ知らないのも大変興味深いです。夏旅のお客様は、ストップオンリクエストを一度チャレンジしてみて下さい!



スイスの鉄道は時間に正確ですが、乗り継ぎ時間短いので、乗換番線が離れているとかなり大変です。番線チェックと荷物を少なく旅されることをお勧めします。ちなみに最近車内で充電できる車両が増えて大変便利になりました。



グリンデルワルド地区の感染症対策
グリンデルワルドのホテル、ターミナル駅は感染症対策を講じてました。アジアからの旅行者は、かなりマスク着用をしていました。アルコール消毒、ビニール手袋、フロントにもパーテーションを設置しているホテルもあります。




次回は、Vバーンの実証ツアー実験、日本入国へ向けての準備プロセスを紹介します。

4月19日(火) Day7


今日のグリンデルワルトは、朝から晴天です。早速グリンデルワルト駅から約3分のターミナル駅へ(インタラーケン方面)
従来のクライネシャイデック方面への登山電車へ乗車する人と分散して行くのが新しい風景です。



ターミナル駅(943m)はバリアフリーのごとく、連絡通路を移動してミーティングポイントへ。大きめなトイレ、スキーロッカー、コープ、PCRテストセンター、各ショップが必要とされる施設が完備され機能的です。

グリンデルワルトのPCRテストセンターも視察してきました。春なので閑散期な為、テスト可能な時間が15:30-17:00と限定されており、結果も24時間後になります。
繁忙期、通常期には対応幅が広がるのですが、その都度詳細チェック必要です。



今回はスケジュールが合わずチューリッヒ空港第2ターミナルのチェックポートFlyenderでテストしました。(SFR149 07:00-22:00)
事前予約をネットでして返信される検査予約確認メールを当日提示、パスポートと本人確認後、検査キットの説明を受けて約10分でした。指定時間より前に行っても問題ありません。21:00頃でしたので検査する人は数人だけでした。3時間後と記載されていますが、実際にはそれよりかなり時間が掛かりました。(19時以降の場合なので)





そして、アイガーエクスプレス、メンリッヒェンゴンドラがターミナルビルを起点にV字に架設されています。メンリッヒェンゴンドラも30分→19分に乗車時間短縮です。
スキーヤー、ハイカーも今までにない最新インフラに興奮されることでしょう。




アイガーエクスプレスにまず乗車してアイガーグレッチャー(2,333m)へ。速い、広い、快適、絶景をたっぷりと楽しめる約15分間の至福の空中移動です!
スキーが快適にフロアに収まる(サイズ対応)、全面視界が確保されている開放感、天窓は開放可能。3Sゴンドラはヨーロッパ標準ながら頼もしい。輸送力大幅アップは画期的です。

スキーヤーはアイガーグレッチャー区間だけでも約10km~12kmのロング滑走バリエーションを効率良く楽しめるようになりました。

登山電車のアイガーグレッチャー駅とリンクしたことで、スキー&ユングフラウヨッホ観光も同時に楽しめるようになったのは、大きな魅力です!



アイガーグレッチャー駅から約26分でユングフラウヨッホ(3,454m) トップオブヨーロッパへ従来の登山電車の旅となります。
最短乗継ならグリンデルワルトターミナル駅から合計56分で標高差約2500mの移動となります。初日から一気に行くとキツいかも知れません。アイガーグレッチャー駅でやはり高度順応されるのが良いでしょう。
グリンデルワルト滞在なら、クライネシャイデック経由、グリンデルワルトターミナル経由のどちらの経由を利用しても大差ない移動時間となります。

この待望のVバーンプロジェクトが2年前に実現したのですが、日本人スキーヤー、ハイカーの皆様がようやくこの夏、秋から実際に体験できることになります。
ユングフラウ鉄道社のウルスケスラーCEOにその熱い想いを皆さんに届けます。



グリンデルワルトスキー、ハイキングがよりワイドになることでしょう。新旧の移動手段を効率良く活用して新しいユングフラウサファリスキーをご体験下さい!


4月20日(水) Day8


チュ—リッヒ市街〜チュ—リッヒ空港〜帰国手続きへ

スイススト—リーも最終段階となりました。
出発の朝、スイス国鉄の食堂車で朝食をとりながら車窓の風景を楽しみながら、リラックスしたひと時が流れます。スイスは勿論、ヨ—ロッパ鉄道の旅では、ぜひ食堂車を体験してみて下さい。









スイスは金融と観光立国
チュ—リッヒは金融の中心です。スイス銀行を訪問してスイス経済、スイス企業の状況、日本企業でスイスに進出している企業トレンドなどについて意見交換してきました。
この著しい円安、スイスフラン高はスイスの観光業に於いて逆風です。国際交流が活発になると他ヨ—ロッパ諸国へ観光業が流れて行くのをとても懸念していました。世界情勢が不安定になると市場はいつも安定しているスイスフランを買い高騰します。また、物価上昇による消費減退も日本同様に懸念材料です。しかし、コロナ禍でも経済、産業、企業活動を失速させないよう企業サポートを中長期的なスパンで行っているのが特徴です。そうでなければ、Eiger Express、Alpine-Xなどの大型プロジェクトは実現不可能でしょう。短期評価を重視せざる負えない日本の金融との違いがあります。スイスには事業担保、将来の経済予測を見極めようとするバンカーズマインドが脈々と昔からあります。
スイスから見る日本は、国際交流が絶たれていることに、どの他国通貨に対しても円安基調は、スタグフレーションの懸念があります。感染症対策も講じながらWithコロナの舵取りは、正直難しいですが対応して行かなければと、外から日本を改めて見て思いました。

スイスから日本へ帰国手続き
さて、お客様にとって重要な帰国手続きですが、PCR検査を72時間までに余裕を持って受けることがポイントです。
結果が登録アドレスに送られますので、くれぐれも入力間違えのないように。



結果がメ—ルで送られるので、陰性はNEGATIVE、陽性はPOSITIVEと英語、ドイツ語で送られてきます。しかし、それだけで不十分です。再び検査場に行って通知メ—ル画面を見せて厚生省の日本語対応書類をもらってください。検査費に含まれています。メールで送付してもらうことも可能です。

My SOSアプリの日本入国16時間前登録
入国手続きを簡素化するMy SOSアプリ事前登録は必須手続きです。なるべく早く現地出国前に済ませるのが良いでしょう。先程の厚労省対応の陰性証明でないとMySOSにアップロードができません。その他、ワクチン3回接種証明も事前にアップロードしておいてください。
各航空会社の対応は異なりますので、アプリ画面と紙書類両方手元に準備していかにでも対応できるようにしましょう。
搭乗券が無事に発券されればあとは、通常どおりパスポートコントロールで出国、搭乗ゲ—トへ。



全行程の登録、認証が終了するとアプリが赤色から緑色に変化します。

4月21日(木)
機内で法務大臣宛の誓約書が配布され記入します。税関申告書は勿論必要です。


日本到着後は、パスポート、MySOSアプリを提示してファーストトラックを活用し空港検疫を6行程行います。撮影禁止なので写真ではお見せできませんが検査場の係員の指示に従って下さい。最後にPCR検査を受けて陰性ならピンク色の紙をもらって入国となります。



コロナ禍、Withコロナ時代の海外旅行は、以前よりかあらゆる面で準備、対策が必要となります。しかし、日本とは全てが違う非日常体験、変わらぬ風景と進化した山岳交通インフラ、夢の世界が待っています。
フェロートラベルでは、どこよりも早く海外スキー、ハイキング、サイクルの旅を待ち望んでいるお客様の為に、ツアー選び、出発前準備、現地滞在中、複雑な渡航手続きまで完全サポート致します。
ぜひ、素晴らしい海外スポーツの旅をフェローで再びご体験下さい。


Let’s enjoy skiing in Swiss Alps and have a valuable experience and memories next season!


株式会社フェロートラベル