FRANCE

2018年7月13日~22日

関空発 フレンチ・アルプス10日間

Fさん(大阪府)

フレンチ・アルプス 山旅日記

今年の海外山旅はどこに行こうかと考えていたとき、アルプスウェイの足立さんに「フレンチ・アルプスはいかがですか?」とすすめられ、今まで足を踏み入れたことのない地をこの目で見てこようと思いフレンチ・アルプス10日間の旅へ出発!

バルメッテ小屋からヴァノワーズ小屋へ

朝9時にホテル出発。ロープウェイでモンテボショールへ。バルメッテ小屋から緩やかに登っていく。しばらく歩くと、名峰グラン・カッスから流れ出た氷河湖に出会う。湖の中央にはスレートの敷石があり、向こう岸に渡れるように道がつけられている。天橋立のようだ。ここからがまた試練の連続! ヴァノワーズ小屋にやっとの思いで到着。小屋でホットチョコレートを飲んだおかげで少し元気も出て、下りは順調にバルメッテ小屋まで下ってきた。ここから来た道を戻り、リフトに揺られ、のんびりと下る。

ラ・グラーヴ滞在 氷河歩き

ホテルの部屋から、朝焼けに燃える名峰ラ・メイジュが見えた。その姿に時を忘れそうになりながら見とれる。雲一つない晴天でやっと思い描く風景に出会えた! 氷河を抱く山々と緑の森、牧草地、静かな村、素朴な人々!4連結のテレキャビンの乗り場はホテルのすぐ前。4本爪の軽アイゼンを持って出発。ワクワクしながら乗りこみ中間駅で乗り換え山頂駅に到着。ウィンドブレーカーとレインズボンを着て氷河の入口へ、さぁ氷河歩きの始まりだ。雪道を下っていくと、「危険、リスクを伴います」の看板。ここから軽アイゼンを付け、最初は少し氷河歩きを体験するだけかと思って歩き始める。雪面は意外と軟らかく、アイゼンがなくても歩けそうな気がする。見えている傾斜の一番高いポイントまでかと思いきや、その先までもどんどん進み。やっとの思いで登ったと思ったらまた登り。Glacierde la Giroseをひたすら登る。遂にその先が切れ落ちる3500mの地点に到達。そこに待っていたのは素晴らしい景色! ラ・メイジュが目の前に迫り、エクランも見え壮大な風景に圧倒されそうになる。しんどかったけれど登ってきてよかった、この景色がご褒美。帰りはラクラク雪面を滑るように下りテレキャビン乗り場の小屋まで戻り昼食。メニューはフランス語でちんぷんかんぷん。結局ブルーベリーのタルトとコーラのケーキランチ。甘くて疲れた身体にはちょうど良かった。中間駅でテレキャビンを下り村まで歩き最初はルンルンで下っていたけれど、樹林帯に入ってからは結構なロングウェイとなり、へとへとになってホテルへとたどり着いた。

エクラン・ブラン氷河ハイキング

山行最終日はブラン氷河を目指してハイキング。氷河に削り取られた荒々しい岩場をフーフー言いながら歩く。中間地点でお昼。あまりにも疲れ食欲なくサンドウィッチを少しかじり、手持ちの保存食を水で流しこむ。ここで引き返すのかと思っていたら、まだ前に進む様子!氷河から流れ落ちる小川に架かる橋を渡り、岩場コースを進むが岩場コースは決して嫌いじゃない。グイっと岩をつかんで伸び上がり三点確保必須!これで一気に高度が稼げるってもの。氷河が迫りくる、見上げると岩場に張り付くようにしてコースが続いているがみんなすいすいと上がっていく。「慎重に行けば、大丈夫」と言い聞かせながら着実に足を置いて進む。ついにグラッシェ・プラン小屋に到着し大満足!下りは登りより慎重に一歩ずつ足を運び自分のペースで歩き、登山口のセザンヌ小屋に戻り、レモネードでのどの渇きを潤した。

ホテルに帰り、バスタブに身体を浸しながら、この山旅に思いを馳せると長いようであっという間だの旅だった。一緒に歩いた仲間の方に感謝しつつ、家に帰ってからもう一度地図とにらめっこして、自分が歩いたコースを辿ってみようと思った。ラ・メイジュに!フレンチ・アルプスに!乾杯!!