TOP > スタッフお勧めのポイント!
スイスを知り尽くしたスタッフが、自分の足で歩いて見つけた、お勧めポイントの情報です!
アルプスウェイの定番コースで毎年人気のスイスBコース。 マッターホルン山麓のツェルマット滞在、逆さマッターホルンがうつる湖ステリゼーに近いフルアルプ小屋で山小屋体験、アイガー・メンヒ・ユングフラウの3山が見渡せる山上の村ミューレン滞在。初めてスイスへ行かれる方にも、スイス再訪の方にも楽しんでいただけるコースで、今回はこんな風景を楽しみました。 【ツェルマット・ガンデック小屋ハイキング】 ツェルマット最奥部のクライン・マッターホルン展望台へのゴンドラ乗り場からまずは、富士山より高い展望台、クライン・マッターホルンへ。 数年前にゴンドラが新しくなり、時間帯によっては、フーリやシュバルツゼーでの乗り換えなしに、なんとトロッケナーシュテークまでゴンドラが直通します。スイスならではのスゴ技です。 クライン・マッターホルン展望台からは、マッターホルン東壁、モンテローザからブライトホルンまでの4000m級の山並み、ダンブランシュからヴァイスホルン、ミシャベル山群など、見渡す限り高峰が連なります。お天気がよければ、モンブランやグラン・パラディーソも望めます。 下りのロープウェイからは、目指すガンデック小屋、崖っぷちに佇む小屋を確認してハイキングを始めましょう。 片道約40分のゆるやかな登りは、岩場あり、登山道あり。目の前に旗がひらりとし、小屋が現れます。 山と氷河をバックに写真を撮るにもスリリングな崖ギリギリの立地、テラス席から望むダイナミックな山並みは、ここへ来たからこそ味わえます。 ランチにはお勧めのオムレツをどうぞ。辛すぎず上品な味わいをお楽しみ下さい。 【ツェルマット・湖巡りのハイキング】 フルアルプ小屋、ブラウヘルドから約30分のハイキングで訪ねることができるステリゼー。岩と岩の間にマッターホルンが映る湖で有名です。 ステリゼーから約30分のハイキングで訪ねるグリンジゼーは、カラマツの間にマッターホルンが映るひっそりした佇まいで、お勧めの撮影ポイントです。ジープ道を歩いていくのが通常のコースですが、少し遠回りしてもいいという方は、手前の分岐でスネガ方面の道へ入ってしまいましょう。 標識上は「グリンジゼー」とは出ていませんが、展望の良いトラバース道となり、グリンジゼーを見下ろし、マッターホルンを前方に捉えながら進みます。グリンジゼーへは少し通り過ぎてから下っていくので、到着するまでに時間が少しかかりますが、たどり着いた時に湖面にマッターホルンが映る瞬間は嬉しさひとしおです。 特に今回はガスの間にマッターホルンが見え隠れしていましたが、湖に着いたらきれいに晴れて行き、シャッターチャンスを作ってくれました。 同じ道を戻って、スネガ方面へ進むと、ケーブル乗り場手前のライゼーに到着します。ここも逆さマッターホルンが映る湖です。ラストチャンスに備えましょう。 【ミューレン・ロープホルン小屋ハイキング】 ラウターブルンネンの谷から小型バスでトンネルを抜けイーゼンフルーへ向かいます。 ミニ・ロープウェイで高台のズルワルトへ到着すると、アイガー・メンヒ・ユングフラウ三山が目の前に並びます。 ここからロープホルン小屋へは片道約1時間半のハイキング。ミューレンからも三山の眺めは楽しめますが、ユングフラウの前壁がユングフラウを一部隠してしまうため、位置を変えるときれいに全貌を見ることができます。 樹林帯を少しずつ登ると、どこからともなくカウベルの音が聞こえ、歩を進めると、のんびり草を食んでいる牛たちに遭遇。バックには名峰が聳え、これこそ想像していたスイスならではの風景です。 ロープホルン小屋では本日のスープと共に展望を満喫、下りへと備えます。ここのトイレは小屋の外の眺めのいい立地で、ドアにハート形の窓があり、その窓からもなんと山並が楽しめます。 下った後は、ズルワルトでアイスクリームやビールで小休止、偶然にもアルプホルン持参の男性が演奏を始めました。民族衣装ではないものの、三山をバックにアルプホルンを演奏する姿はとても絵になる風景で、山に響く音色も味わい深く、想い出に色を添えてくれました。 |