スイスを知り尽くしたスタッフが、自分の足で歩いて見つけた、お勧めポイントの情報です！
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| サンリュックから「惑星の道」を歩き、ホテルワイスホルンへ。 |
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| ツェルマットのマッター谷の西側に位置するのが、アニビエの谷です。団体ツアーのめったに訪れることのない、静かで小さな村が点在し、私の大好きな場所のひとつです。今回はその小さな村のひとつ、サンリュックから行く「惑星の道」へご案内しましょう。 |
【アニビエの谷について】
スイス国鉄の通るシエールからポストバスで山道を登っていくと、やがてこの谷の基点となるヴィソワに到着し、ここでバスは３方向に分かれます。
村中の窓辺から溢れんばかりにゼラニウムの花が咲き競う「花の村」グリメンツ。スイスの中でもその澄んだ空気で天文観察に適した「天文の里」サンリュック。そしてベッソの特徴のある山容が印象的な「アニビエ最奥の村」チナール。
ブルジョワジーと呼ばれる中世から続く古い家系のコミュニティー、１８世紀からの水車小屋、そしてフン族の末裔伝説など、旅情を誘って止まない神秘のベールに包まれているのです。 |
【ティニューザの展望台へ】
それでは、今日はこの地区の「惑星の道」と珍しい名前が付いたハイキングコースにご案内しましょう。サンリュックからケーブルカーで一気に標高２１８２ｍのティニューザの展望台に上がります。ワイスホルン、チナールロートホルン、オーバーガーベルホルンなど、バレー州の名峰。そしてマッターホルンもまた別の角度から見ることができます。またここには天文台があり、一般にも公開されています。 |
【惑星の道をハイキング】
ここから約６ｋｍに渡って伸びるハイキングコースは、「惑星の道」と呼ばれ、地元の人にも親しまれています。太陽系の惑星をかたどったオブジェが、太陽からの距離を正確に縮尺し、配置されています。平坦なコースなので、誰でも歩ける一般向けのルートです。
日時計にもなっている太陽からスタート。順番に水星、金星、地球、火星…と続き、海王星を過ぎると山岳ホテル・ワイスホルンに到着です。このコース、一歩はいったい何万キロに相当するんでしょうか？ここのレストランでゆっくりランチを楽しんだ後、同じ道を引き返しますが、健脚の方ならそのまま谷奥のチナールまで歩く６時間のロングコースに挑戦してみて下さい。
ところで、最近惑星の仲間から外されてしまった冥王星。そのオブジェはまだ残っているのか、取り外されてしまったのか…今度は誰か見に行っていただけませんか？ |
